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| 「下取り」は魅力的なシステム。でも増やしちゃダメよ |
大人気！「下取りセール」
スーツに靴、家電に調理器具……。これみんな、ここ最近流行っている百貨店や総合スーパーの「下取りセール」の対象品目です。「下取りセール」とは、自宅で不要になったアイテムを、店舗に持ち込むと、一定の条件で下取りしてくれ、同じアイテムの購入に使える割引クーポンがもらえるというもの。処分に困るモノを引き取ってくれ、しかも新しい製品が割り引価格で買えるとあって、この不景気下にも関わらず、大人気です。
百貨店でも好評
10月4日配信のyahoo!ニュース（産経新聞）によると、今年4月に行われた東京・新宿の小田急百貨店の婦人靴下取りセールでは、「2週間で、新宿、町田（東京都）、藤沢（神奈川県）の３店舗あわせて約4万３千人が来店し、計15万3500速が持ち込まれ」
「廃棄量は新宿店だけで約62万トンに達した」
「期間中の婦人靴売上高は前年同期と比べ、約2倍に跳ね上がった」
そうです。
回収された下取り品のゆくえ
62万トンの古靴！ すごいですねー。回収された靴は、焼却され、その熱が発電に利用されたり、焼却後出た灰は、土木資材として再利用されるそうです。スーツや家電、調理器具なども、回収後はそれぞれのリサイクル業者に引き渡され、しかるべく処分されるとのこと。
ベストの道ではないけれど…
本来なら、靴として、スーツとしての生涯をまっとうさせてあげたいところですが、それができないから家の中でくすぶっているのですものね。もらい手もなく、売れもせず、どう処分していいかわからず困っているモノについては、この下取りセール、大いに利用すればいいのではないでしょうか。しかし、利用に当たっては、以下の点を守らないと、家がスッキリしないばかりか、かえって前よりゴチャゴチャになってしまいます。
下取りセールでモノを増やさない！
下取りに出す店をよく選ぶ。自分がほんとうに欲しい商品を扱っている店に下取りに出す。下取り率で選んではダメ！
思い切っていいモノを買う。
せっかく割引価格で買えるのだから、少し高くても、思い切っていいモノを買いましょう。買った後の満足度が違います。
急いで買わない。
下取りに出した帰りにすぐ買わないで、その日はじっくり試着や商品研究を。メモをとっておくのもいいですね。帰ってから、本当に欲しいモノを考え抜き、買うものを決めてから、改めて買いに行きましょう。クーポンの期限をよく読んで！
買うのは１つだけ！
３つ下取りしてもらったからといって、３つ買ってはいけません。買うのは１つだけ！（その代わり、いいモノをよ～く選んでね） そうしないと、また散らかっちゃいますよ！
次からは失敗しないぞ！
うんといいモノ、気に入ったモノを、じっくり考えて買う。
本当は、最初からそうしていれば、使わないモノが家に滞ることもなく、下取りに出したりしないで済むんです。下取りセール、おおいに結構ですが、買うときは落ち着いて、計画的にね！
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