シンプルライフ/モノを減らす・片付ける

「元に戻す」って、こういうこと!(2ページ目)

スッキリ片付く家の鉄則は、「すべてのモノに住所を与え、使ったら必ず元に戻す」。今回は、この、お片づけ最大のキーワード「元に戻す」についてじっくり考えてみました。

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

イヤでも戻せる仕組みづくり

なるほど、どうしても元に戻せないなら、イヤでも戻るように、ひもでくくりつける。すごい発想です。これなら、たとえその時戻せなくても、目にふれたとき、ほぼんど自動的に元の場所に戻すことができます。適当な場所に突っ込むこともありません。

なくしやすい"ハンコ"で実践!

このくだりに想を得たガイド、さっそく真似してみました。それは、玄関で使うことの多いハンコです。
手持ちのハンコを生かせる「はん蔵くん」(三菱鉛筆、525円)
そそっかしくて忘れっぽいガイド、玄関に常備しておくはずのハンコを、受け取った荷物と一緒に今に持って帰ってしまって、無意識に居間の引き出しに放り込んでしまい、次に宅配便が来たとき、玄関で「ハンコがない!」とあわてることがしばしばでした。コレを、タニアさんのお母様方式に変えちゃおう!

といっても、細いハンコにひもをくくりつけるのはむずかしい。ところが、偶然ハンコ屋さんでこんな商品を見つけました。

ひもは扉の裏にガムテで貼り付けちゃいました…
手持ちのハンコを入れて、スタンプ式の印鑑にすることができるものです。オマケにストラップがついているので、これを使って玄関収納の内側にひっかけることができます。といっても、単にひっかけるだけじゃ、ガイドは絶対また同じ行動を繰り返します。ですから、このストラップにさらにひもをつけて、玄関から持ち出せないようにしてみました。

何にでも"見えないひも"を付けちゃおう

もちろん、これは単なる一つの「たとえ」。すべてのものをひもでくくりつけるわけにはいきません。(部屋中ひもだらけになって、混線しちゃいますものね)大切なのは、「すべてのものに見えないひもがついていることを感じ、その見えないひもにしたがって、元に戻す」ことなのです。

今からお片づけする方、そのモノについた「見えないひも」は、どこにつながっていますか? それを考えながら、元に戻してくださいね。きっと、お片づけがラクになるはずです!

【関連リンク】

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