掃除派にもある問題
これに対し、「掃除派」は、お片づけやお掃除で悩むことはあまりありません。もともとそいういことの得意な人が多いので、さして苦労しなくても、家の中はキチンと片付いています。うらやましいですね!
ただ、このタイプにはときどき、
「汚れるのがイヤだから、料理をしたくない」
という人がいるのだそうです。これは、ガイドが昔、インテリアの仕事をしている友人に聞いた話です。ある女性アーティストのインテリアを依頼されたのですが、高いお金をかけて揃えた美しいキッチンで、彼女はお湯しか沸かさなかったそうです。ある意味、徹底していてスゴイ。
「料理」と「掃除」のバランスのとれた暮らしが理想
こういう人は、美意識が高いので、お部屋の美しさが最重要課題になってしまって、「食べる」という低次元の行為は、二の次にされてしまうのだそうです。
確かにお部屋はシンプルで居心地いいかもしれませんが、ちょっと味気ないですね。それに、健康にも関わってくる問題なので、少し心配。
「心身ともに健康で心地よい暮らし=シンプルライフ」を志すガイドとしては、お部屋のきれいさもさることながら、「食べる」ことを大切にしたいなあと思っています。
シンプルライフのための処方箋
そうはいっても、完璧は難しいもの。
とりあえず、両派の問題点を、少し軽くするポイントをあげておきましょう。
「料理派」のシンプルライフへの処方箋は、
・調理器具・食器は、ほかのもので代用して、あまり種類をそろえない
・珍しい料理は、食材を使い切るまで何度も作る
・珍しい食材は、小さなパッケージのものを選ぶ
「掃除派」に対しては、
・「食」に対する関心を持つ
・作った料理を、人と一緒に食べる
こんなことを心がけることで、「シンプルで、心豊かな暮らし」をつくっていけるんじゃないでしょうか。
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