小さいモノは、引き出しの仕切りに使ったり |
4 再利用できるのでは…と思うと捨てられないモノ
空き容器缶、箱、紙バッグやレジ袋など、きれいな容器を捨てられない人は多い。とりあえずとっておくのをやめて、1日で使い道を見つけよう。引き出しの整理やゴミ出しに使って、使い切れなかったものは、全部捨てる。「いざというとき、ないと困る」と思わない。収納に悩むくらいなら、お金を出して買う方がはるかにトク。
衣類
デザインは流行遅れだが、質のよい生地を使った衣類は捨てづらいもの。どうしても捨てられないものは、身頃などの面積の大きな部分だけを、四角く切り取っておこう。カサを減らすことができる上、バッグやポーチなどへのリメイクがしやすくなる。良質のボタンも同様に。
綿100%のものなら、小さくカットしてウエスとして使えるが、数が多いと使い切れない。自治体で回収しているかどうか確認しよう。
全部とっておく必要はないかも…? |
5 愛着があって捨てられないモノ
手紙DMや住所を転記した引越し通知など、明らかに不要なものは処分。年賀状も、自分が納得するなら、2年以上前のモノは処分してもよい。誰かが自分の伝記を書くとき、参考になるだろうモノだけとっておく。
写真
ボケているもの、写りが悪いもの、似たようなショットの悪い方は処分。プリントがあればダイレクトプリントすることもできるので、焼き増しする見込みのないネガも、処分してOK。
子供のモノ
「うちの子博物館」を建設するのでなければ、すべてをとっておくことは不可能。絵や工作、絵本やオモチャの中から、ほんとうにとっておきたいモノ数点を厳選し、残りは処分。写真を撮っておけば、気も休まる。とっておくなら「母子手帳」「幼稚園や保育園の連絡帳」といった、物心つく以前のものを。絵本やオモチャは、キレイなものなら、寄付したり売ることもできる。
遺品
肉親の遺したモノを捨てることは心が痛むが、子供のモノと同様、すべてをとっておくことはできない。仏教徒が死後授かる「戒名」には、生前の故人を表現する文字が使われ、墓石からもその人の人となりがわかる。戒名のように、故人をもっともよく表すモノのみを残し、処分する。故人が高齢である場合は、遺品の数が多く、整理・処分するのに時間も手間もかかる。プロに手伝いを頼むのも手。葬祭業者などに相談してみるのもよい。