シンプルライフな人が集う講習会に潜入!
家事や家計のアイディアを勉強し合う「友の会」 |
主婦の悩みは「時間」と「お金」
この日のテーマは「どうして私は忙しい? -時間とお金の使い方は-」。会員さんが自らの時間の使い方と家計のあり方を振り返り、問題点をチェック、その気づきを反映させた結果を、グラフなどにまとめ、壇上で話してくださいます。ちょっと、学生時代の研究発表のようです。今回のスピーカーは、乳幼児をお持ちの20代の可憐なミセスYさんと、小・中・高の男の子のいる40代ミセスのHさん。時間と家計、どちらもシンプルライフにとって重要なテーマだけに、ガイドも興味シンシンです。
20代Yさん「気持ちが安らぐ時間がない!」
自分の時間の使い方の変化を発表する会員さん |
Yさんは、結婚直後の二度の転勤と、その間を縫っての二度の出産を経験しました。年の近い小さなお子さんと朝から晩まで一緒の暮らし、ご主人の帰りは遅く、神経の休まるときがありません(ああ、覚えがありますとも‥)。ついつい夕食の支度が後手後手になり、お子さんの就寝時間が10時、11時にズレ込むこともしばしばでした。それを先輩会員さんが心配して助言してくれました。
「もう少し、早く寝かせた方がいいんじゃないかしら?」。
子供と一緒の暮らしを楽しむには
いつも「自分の時間がない!」と、ついイライラしてご主人に当たってしまったり、お子さんをしかってしまっていたというYさん、このアドバイスを受け入れて、少しずつでも早く寝かせようと、生活をシフトしていきました。少しでも早く寝かせるために「昼はよく遊ばせた方がいいわ」。少しでも早く寝かせるために「夕食は早く食べさせよう」。
結論。夕食時間をバシっと決める
地道な努力の結果、最近では、お子さんたちが9時には寝てくれるようになったそうです。本当はもう少し早く寝かせたいけれど、それでも、いつも何かに追われているような気がしていた以前とは、格段に心の余裕が違っているとのこと。今ではYさんは、「子供が早く寝ると、こんなに平和なんだ!」
と、少ない時間ながら、自分の時間を手に入れることができたとのこと。
ご主人もそんなYさんを気遣ってくれ、時間の使い方を少し変えることで、家庭がうまく回りだしたことを実感されているそうです。