達人も、元をたどればフツーの人!?
吉比さんは、落ち着いた雰囲気の奥様。二人のお嬢さんを嫁がせ、今はご主人と二人暮らしだそうです。こういう方を前にすると、がさつな母に育てられたがさつなガイドは、いつも思ってしまいます。(こういう上品な方は、子どもの頃から厳しく躾けられて、もともとキレイ好きなんだろうなあ‥‥)「イエイエ(笑)。私は大阪の商家の生まれで、ごたごたした雰囲気の中で育ったんですよ。家の中には商い物がたくさんありましたし、雇い人が何人もいて。母はいつも忙しく働いていて、何より今で言う”片付けられない”タイプ。外出するというといつも、”アレがない””コレがない”と言い出すんです。子ども心にそれがイヤでねえ。いつも整然としている伯母の家が羨ましくて、”お嫁に行ったら、私はゼッタイあんな風にするんだ”って思っていました(笑)」
エッ? 意外…。じゃあ、結婚してから、こんな風に暮らし始めたんでしょうか。
ゴチャゴチャしがちな電話の回りもスッキリ |
「友の会」との出会い
「それがね、言うは易しで(笑)。結婚したのは40年前ですが、若いころはなかなか思うようには行きませんでした。結婚後1年間の団地住まいの後、主人の実家に入りましたので、主人の両親と、次々に生まれた二人の子どもたちと一緒の暮らし。家事に育児に日々てんてこまいで、スッキリした暮らし、なんてとてもとても」。シンプルライフの達人も、若奥様時代はタイヘンだっんだ~。なんか親近感持っちゃう。
「子どもがまだ幼稚園の頃でした。近所の方が『友の会』の最寄(もより=会の集まりの最小単位)に誘ってくださったんです。近くの会員さんのお宅で行われるんですが、それが朝の10時だったんですよ。そうしたら、玄関を開けた途端、ケーキの焼けるおいしそうな匂いが! おまけに、どこもかしこもきれいに片付いている! エエ~!? だって、私が今出てきた家の中はまだ掃除も碌に済んでいなくて、洗い物はシンクの中に漬けっぱなし、モノでいっぱいの台所はゴチャゴチャ…。『こんな家があるの~!?』って、それはビックリしました」。
それを機に、吉比さんは友の会に入会、以来さまざまなことを学んだそうです。