リネンで爽やかな梅雨を
もうすぐ鬱陶しい梅雨のシーズン。洗濯物、特に大物が乾かないとイライラしますね。また、梅雨があければあけたでムシムシと寝苦しい夜も増えてきます。――そんな季節におすすめなのが、リネンのシーツ。シャリシャリした感触でひんやり爽やか、洗濯すれば速攻で乾いてくれる優秀素材です。
リネンのシーツ、ピローケース、テーブルクロスなど。とにかく丈夫で汚れ落ち良好、乾きがいいのが身上 |
リネンとは、「家庭で使われるタオルやシーツなどの布類の総称」と、「亜麻(麻の一種)」の2通りの意味を持つ言葉ですが、ここでは後者のリネンのお話を。
最初にリネンを使おうという気になったのは、「リネンのテーブルクロスに赤ワインをこぼしても、洗って日に干せばシミにならない」と聞いたから。「ホントか?」とおそるおそる試してみたら、ホントーでした!(ただし、こぼしてすぐに水や炭酸水で濡らしておくこと)しかも、重量感のある布の割に乾くのが速いことにも驚きました。
そこで麻の布巾を使ってみたところ、「吸水性がいいってホント!?」と、今度はその使い心地の悪さにまたビックリ。しかしこの疑問は、何度か洗濯を繰り返すうちに解消されました。何度も洗ううちに、リネンはだんだんフワフワと柔らかく使いよくなってくるのです(たたむとピシッとするんだけど)。もちろん汚れ落ちは抜群、そしてめったなことでは傷まない丈夫さ!
リネンの特徴は「汚れ落ちがいい・吸水性がいい・乾燥が速い・丈夫」。つまり、ヘビーな洗濯に耐える「お洗濯大好き」な素材なのです。シーツやタオルにもっと取り入れたいですね。特に、湿度の高い日本の梅雨時や夏場に大活躍しそうです。また、すぐに乾く性質のため、手持ちの枚数が少なくてもOK。コットンのような派手な色やプリントは少ないけれど、白や生成りなどシンプルで清潔感のある生地も魅力です。生成りベージュを、使い込んでアンティークリネンみたいな色にするのも楽しみ。