コーヒーと音楽と暗闇と‥‥　スローなカフェはいかが [シンプルライフ] All About

◆◆無国籍風空間に流れるスローな時間◆◆

シンプルライフに欠かせないのは、一杯のお茶になごむカフェタイム。それはできれば、自販機の紙コップじゃなく、じっくり淹れたコーヒーの飲めるスローなカフェがいい。そこで今回は、その名も「カフェスロー」にお邪魔しました。

お店の前の空間には、植物やフライヤーや貝殻と一緒になぜか天水桶が。昔の日本とバリのコテージが同居したような空間

「カフェスロー」は東京・小金井の、府中駅と国分寺駅の中間にあります。細い街道沿いに建つ外観は、ちょっと不思議な雰囲気でよく目立ちます。平日午後とあって、店内には赤ちゃん連れのファミリーや学生さん、自由業風の人たち。広々としたフロアに、大きなストーブの火が赤々と燃えています。樹齢300年の栃の木からとれた、一枚板のカウンターには圧倒的な存在感があります。

静かに流れるBGMはサルサあり、ジャズあり。聞けば、手のあいているスタッフが、自分の好きな曲をかけちゃうのだそう。でも、やはりというか、打ち込み系の曲よりも、生楽器を使った音楽が人気。ライブで演奏される民族音楽もよくかけるそうです。それが、どこか中東風の内装とも調和しています。

メニューは、カフェスロー自慢のオーガニックフード。マクロビオティックの雰囲気は大いにあるけれど厳密にはちょっと違う「カフェスロー」流のお料理は、旬の地の野菜、フェアトレードによるオーガニック食材を使った、滋味あふれるメニューです。派手ではないけれど、これだけ上質な素材を外食で食べられることはまれ。紛れもない「ごちそう」です。