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「信じる」の微妙なニュアンスはこう伝える(6ページ目)

信じるという英語はいくつかありますが、代表格がbelieveとtrust。でもそこには微妙な違いがあります。believeとtrustの場面に応じた使い分けをご紹介しましょう。

森 弘之

執筆者:森 弘之

日常英会話ガイド

信じる=believe or trust?

「信用しろ」って言う人を信じちゃだめよ

「信じる」という単語としてよく知られたものに、believetrust があります。どちらもとてもよく使われるポピュラーな単語ですが、わずかな意味の違いで使い分けをしています。それぞれどのような場面で使えばいいのでしょうか。

まず次の例文を考えてみましょう。

<<ケース1>>
男: 遅れてごめん。自転車のカゴにオオサンショウウオがいたから川に逃がしてきたんだよ。(英文
女: そんなのうそよ。(英文
男: 信じてくれよ。

<<ケース2>>
部下: 私はいつも部長の味方です。(英文
部長: 本当かい?(英文
部下: 私を信頼してください。

どちらのケースも自分を信じて欲しいと頼んでいますが、ケース1のほうはどちらかというと自分の言っていることを信じて欲しいというニュアンスで、ケース2のほうは言葉だけではなく自分という存在を信じて欲しいという感じに受け取れます。この微妙な違いが believe trust です。

believe と trust の違い

believetrust の違いを簡単に書くと、

believe: (人の言うことなど)何かを信じる
trust: 人を信頼する、人物を信用する


となります。したがって上の例文の場合は

<<ケース1>>
男: 遅れてごめん。自転車のカゴにオオサンショウウオがいたから川に逃がしてきたんだよ。(英文
女: そんなのうそよ。(英文
男: 信じてくれよ。→ Believe me.

<<ケース2>>
部下: 私はいつも部長の味方です。(英文
部長: 本当かい?(英文
部下: 私を信頼してください。→ Trust me.

とするのが適当です。

それでは会話例を次のページで紹介しましょう>>

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