節約/食費の節約

梅干しづくり【漬け込み編】(2ページ目)

購入すると、お高い梅干しですが、家庭でも簡単に漬けることが可能です。赤じそを用意する必要のない、白梅干しの作り方をまとめました。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

梅干しづくりの手順

【漬け込み】



1 梅はそっと水で洗い、竹串か楊枝でへたを取り除く。(この時、水ではなく、リンゴ酢につけると、ミネラルが落ちずにいいそうです。)
2 ボールに梅を入れ、たっぷりの水をはり、5時間ほど浸けてアクを抜く。(浸す時間は、黄色みが強ければ5時間、よく熟していれば3時間を目安に。南高梅の場合は30分~1時間)



3 
梅をざるに上げて、水気を切っている間に、容器とお皿(重し用)を消毒。すみずみまでよく洗ってから、熱湯をまわしかけてしっかり消毒し、乾いた清潔なふきんで水気を拭き取る。このまま漬けてもかまいませんが、さらに焼酎で、瓶の内側とフタを消毒したら完璧です。



4 容器の底に、一握りの塩をまんべんなくふり、梅を2段並べたら、また塩をふる。これを繰り返して、上の段に行くほど塩の量を増やします。
5 最後の段を並べ終わったら、塩をふる前に、焼酎をまわしかける。(これは省略してもかまいません)重し用のお皿をのせて漬け込み完了。

6 ふたをして冷暗所で3週間~1ヶ月(7月下旬から8月上旬頃)保管。


漬け込み中のポイント


梅の表面にカビが発生してしまった場合、焼酎1カップをボールに入れ、カビの生えた梅だけを揺すり洗いします。清潔な乾いたふきんで梅を拭いて容器に戻し、上から少量の塩をふります。

梅酢がカビてしまった場合、梅は(先ほどと同じ要領で)焼酎で洗って拭きます。梅酢は表面のカビを取ってから、コーヒーフィルターでこし、鍋に入れ沸騰直前まで火にかけます。容器を洗ってから、熱湯消毒します。梅の分量を量り、その5%の塩で漬け込みます。梅酢を注ぎ、焼酎を梅がかぶるくらいまで加えて、冷暗所に保管します。

漬け込み期間が短いと、おいしい梅干しはできません。1ヶ月を超えて漬け込んでも問題はありません。


いかがでしょうか?アク抜きの時間を除くと、作業には20分もかからないと思います。漬け込んでしまえば、時々、カビが生えてないか様子を見ながら保管するだけです。私は、今年で3回目ですが、一度もカビが生えたことがないので、そんなにハラハラしなくても大丈夫だと思います。漬け込む前の、容器の消毒だけは、しっかりしておきましょう。

土用干しと梅酢の利用については、7月下旬から8月上旬頃、記事にする予定ですので、お楽しみに!

(素材:Fine


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