ワーキングホリデーはオーストラリアやカナダなどの協定国に基本1年間、滞在できる制度で、その間、語学学校に通ったり、働いたり、旅行するなど、海外での暮らしが体験できるものです。

今回はワーキングホリデー体験者(以後:ワーホリメーカー)は何を目的に渡航し、何を得ているのか? ワーキング・ホリデー協会の「帰国者アンケート」からその実情をご紹介します。

ワーキングホリデー・費用対効果
ギフトショップの仕事は日本食レストランと並び求人数も多い。
(社)ワーキング・ホリデー協会の「帰国者アンケート」は2007~2008年に帰国したワーホリメーカー382名からの回答をもとに作成されています(男女比率は33.2:66.8)。

ワーキングホリデーに関するアンケートで母数が300件を超える調査は、中立的なものでは同協会のものしか存在しません。これからの渡航を考えている人は是非参考にしてください。

まずは「渡航目的」から見てみましょう。

渡航目的

海外生活体験 82.0%
語学の上達 68.6%
旅行 36.9 %
リフレッシュ 30.2%
現地でチャレンジしたいことがあった 22.7 %
将来のキャリアアップ 19.6%
その他生活体験 6.7%

最も多かったのは「海外生活体験」(82 %)、次いで「語学の上達」(68.6%)。旅行(36.9 %)やリフレッシュ(30.2%)も決して少数派とは言えません。多くの方が「語学」を課題にしているようですが、必ずしも、皆さんが明確な目標をもって渡航するわけではないこともわかります。

回答者382名の平均年齢は26.2歳で、回答者のうち26歳以上が占める割合は63.4%。05年の調査では同割合は53.6%とのことですので、ワーキングホリデー参加者の年齢は以前よりも高くなっています。数年間社会人として仕事をして、ひとつの区切りを感じて渡航を決意するケースが多いようです。

ワーキングホリデーで身につけたこと

語学力 84.1%
滞在国についての知識 61.5%
積極性・行動力 61.5%
コミュニケーション能力 56.6%
国際感覚 52.6 %
仕事で身につけたスキル 17.0%
趣味などで身につけたスキル 10.5%
資格 9.4%
その他 10.0%

「身につけたこと」としては「語学力」挙げる人が多数を占め、1年間の海外生活で、ご自身が思うような成果が得られていることが伺えます。また、「コミュニケーション能力」(61.5%)や「積極性・行動力」(61.5%)、国際感覚(52.6 %)のポイントも併せて高いことから、多くの人が、渡航先国において語学を用いての活動ができたとも推測が可能です。

ただ、現地での仕事はレストランやカフェ、ギフトショップなどでの仕事が多いことから(参考:ワーホリメーカーが体験した仕事)、「仕事で身につけたスキル」(17.0%)は伸び悩んでいるのでしょう。

また、近年のワーホリメーカーの特徴として、帰国直前のTOEIC講座がブームになっています。帰国までのカウントダウンが始まった頃に、何かワーホリの「成果」を数字にしておかなければ!と、多くのワーホリメーカーが日本人向けのTOEIC講座に籍を置く傾向にあります。

「資格」(9.4%)のポイントは低いのですが、TOEICのスコアを「資格」と捉えれば、もう少しポイントは上がっているのではないかと、ガイド個人としては考えます。ちなみに、ワーホリメーカーは1年間の海外生活で、ヒアリング力がついているため、コツをつかむとスコアはグ~ンと伸びるようです!(参考:2週間225点UP! TOEIC必勝テク)。


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