対象となるのは、交換留学、及び「交換留学に準じる1年間のプログラム」で(一部高校が主催する、海外の姉妹校への交換留学も対象)、海外での異文化体験を重ねた、国際感覚をもった日本人を育てようという主旨の奨学金です。
奨学金の支給対象となる交換留学プログラム
「交換留学」の目的は語学の習得ではないが、帰国直後に実施するTOEFLの模擬テストでは、多くの生徒がハイスコアを得るという(@JYDA)。 |
このプログラムでは、受け入れ先の学校とホームステイが無償であることから、留学費用も格安です。例えば、社団法人日本青少年育成協会が実施している交換留学プログラムの参加費用は、アメリカへの航空機費用が込みで120万円。留学期間は 8月から6月までの約10カ月間なので、1ヶ月あたりにすると12万円で海外生活を送り、学校に通うこともできます(詳細はこちら)。
今回の募集では、文部科学省の補助金により、120万の参加費に返済不用の奨学金50万円が支給されるので、10ヶ月70万円で参加できます。
次に、もうひとつの奨学金支給対象になる『交換留学に準じる1年間のプログラム』について、紹介します。
『交換留学に準じる1年間のプログラム』の定義
以下の項目を満たしているプログラムを『交換留学に準じる1年間のプログラム』と認定しています。対象期間に留学を検討している高校生・保護者は一度、一般社団法人JAOS海外留学協議会(通称JAOS)の「高校生海外留学派遣支援金制度」運営委員会か、加盟の留学エージェントに相談してみるといいでしょう。
1、出発時、帰国時に日本の高校に在籍していること
2、期間は1学年間(約10カ月)で、終了後帰国する留学プログラムであること(卒業留学は不可)
3、留学先国は特に限定されない
4、ホームステイを基本的な滞在方法とするもので、有償であっても、謝礼や実費程度と社会常識的に認められる程度の安価であるもの(寮滞在については、学校が運営する寮で在校生との交流があること。民間寮は不可。)
5、現地の正規の高校と認定されている学校に通学すること
6、授業料免除を基本とするが、授業料を支払う場合は学校が定めた授業料が明示されていること
7、プログラム費は、有償である場合の授業料及びホームステイ費、往復航空運賃等を含め300万円以内を目安とする
8、 現地の同世代の青少年や一般の人とお互いが異なる文化的背景を持つ者として理解しあおうとするプログラムであること
>>「JAOS高校生海外留学派遣支援金制度 募集要項>>