留学/留学アーカイブ

海外進学!オーストラリアの大学進学制度(3ページ目)

オーストラリアの大学(公立・私立)へ入学するにはどのような方法があるのか?その進学制度について説明します!また、オーストラリアの教育制度がどのように高水準で維持されているかについてもご案内します。

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド

留学生が安心できる体制を整えているオーストラリアの補償制度

オーストラリア留学
やはり緑のあるキャンパスは落ち着きます。
オーストラリアでは質の高い教育の維持と留学生を保護するための法制度が確立されています。

例えば、語学学校のひとクラスの最大人数といったことまで、「留学生のための教育サービス法(ESOS法)」とそれに関連する法規により規定し、連邦政府と州・準州政府が共同で管理しています。

関連法規のひとつにCRICOS「留学生向け教育機関・コースの政府登録制度」があるのですが、これは、オーストラリアで留学生を受け入れるすべての教育機関に、政府への登録を義務付けたもので、現在、語学学校を含む1200以上の教育機関が政府登録されています。

そして、語学学校を含む各教育機関は、留学生が受講するすべてのコースをここに登録する義務があり、政府登録された教育機関およびコースには、登録番号が与えられます。

この番号は、留学生向けの情報資料等に必ず記載されていますので、登録番号の記載がない場合、その教育機関は政府登録されていない可能性があるということになります。これからオーストラリアへの留学を検討する人にとっては、最もわかりやすい安全対策ですので、是非チェックしてみてください!

補償制度の対象外は?

ESOS法では、すべての教育機関に、入学時に留学生との間で書面による契約を交わすことを規定しています。契約書類には、就学が不可能となる原因が学生側または教育機関側にあるそれぞれの場合について、授業料返金に関する留学生の権利を明記しなくてはいけません。何らかの理由により学生ビザが拒否されたり、教育機関がコースを実施できなかった場合、留学生はESOS法により保護される仕組みです。

留学生がコース受講を中止した場合、他国の語学学校では返金が認められない場合などもありますが、オーストラリアにおいては、留学生と教育機関が交わした返金規定に基づく授業料の返金や、代替コースへの移行などの処置によりサポートされます。

ただし、ワーキングホリデービザや、3ヶ月未満の短期留学については補償の対象外ですので、ご注意ください!

オーストラリアでは国を挙げて留学生の権利を確保し、留学中の障害が極力無いようにすべく取り組んでいます。

そうした背景には、オーストラリア政府が「教育産業」を国の産業の柱として、鉱工業、農業、ツーリズムと同様に重視しているからです。

【関連リンク】
CRICOSのホームページ
例えば大学に対しては、スムーズに志望学部に進学するためにはどのような方法があるか、どの大学進学準備課程に入学すればよいか等、的確なアドバイスを求めると良いでしょう(通訳付きです!)。

また、将来移住を考えている人にとっては、学習する州によって永住権獲得に必要なポイントが高く設定されていたりとか、あまり知られていない情報もあります。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか?

【詳細・事前登録はこちらから】
オーストラリア留学フェア2009 ホームページ(※終了)

【関連記事】
国内最大規模のオーストラリア留学フェア(All About 短期留学・ワーキングホリデー)

【ガイド配信のメールマガジン】
All About「短期留学・ワーキングホリデー」メールマガジンのご登録はこちらから(無料)(※停止中)
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで留学関連の書籍をチェック!楽天市場で留学関連の書籍をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます