一部、2008年のランキング上位10位を見てみましょう。
(上位100位までは東洋経済Webにて閲覧可能/101位以下のデータ閲覧は、本誌にて)
1位 守谷 (茨城県)
2位 成田 (千葉県)
3位 真岡 (栃木県)
4位 鳥栖 (佐賀県)
5位 福井 (福井県)
6位 栗東 (滋賀県)
7位 美濃加茂 (岐阜県)
8位 砺波 (富山県)
9位 刈谷 (愛知県)
10位 立川 (東京県)
こうしたランキングは、それぞれリサーチした会社独自の採点方式であるため、個々人の抱く印象と違う場合もあるでしょうが、どの街に住もうか想像を巡らす際にとても参考になるランキングです。
以前、当ガイドサイトでも『世界で一番住みやすい街は? 2006ランキング』をご紹介しましたが、常にアクセス数の高い人気企画の一つです。
それじゃあ、日本の「住みよさランキング」の海外版はないのか?と思うでしょう。あります、あります。各国ごとに雑誌社やニュース番組が独自にリサーチしているランキングです。
そこで、今回は海外版の「住みよさランキング」をご紹介しましょう。
『住みよさランキング』アメリカ編のデータの見方
今回はアメリカ編。アメリカのニュース放送局CNNが提供しているWEBサイトニュース配信。CNN Money.comがリサーチしている『BEST PLACES TO LIVE 2007』から、アメリカの住みやすい街(Cityなので正確には市に該当します)のランキングをご紹介します。人口7,500~50,000人の2876Cityについて、「財政」「住宅」「教育」「生活水準」「余暇・文化」「気候」「健康」「近隣コミュニティ」の8項目から43指標について比較されています。
人口5万人以下のCityランキングのため、上位にランキングされている市でも、日本人に馴染みのない場所ばかり。名前を聞いたこともないという人がほとんどでしょう。ちなみに、ロサンゼルスで人口391万8200人、サンフランシスコが72万8000人、シアトルが56万9000人と知っているCityのほとんどはランキングの対象外です。
当然、Cityのランキングなので、日本のランキングを参考にしてみれば解りますが、1位の守谷市を知っている人はそう多くはないでしょう。それと同じ規模をイメージしていただければいいと思います。ちなみにランキング1位の守谷市は人口5万3700人です。県庁所在地で有名な市で5万人規模のところは福井市、甲府市、松山市などです。
アメリカでは、Cityに関して一定の定義がないため、人口が1000人以下のCityもあれば、ニューヨークのように825万人規模の大都市も同等のCity扱いです。
(※参考資料:List of United States cities by population/Population distribution)
今回紹介する『BEST PLACES TO LIVE 2007』では、人口7,500~50,000人のCityを比較検討しているため、中規模クラスのCityランキングになります。CNN Money.comのサイト上では上位3都市の現地取材ビデオを見ることもでき、今まで知らなかったアメリカのCityですが、のんびりとした閑静な町並みで「あ~、確かに住んでみたい」と思うような映像です。
また、CNN Money.comでは「収入の高い町」「不動産の高い町」「手頃な不動産の町」「仕事の成長率の高い町」「通勤時間の短い町」「シングルの多い町」「平均年齢の若い町」などさまざまなTOP100があるので、参考にしてみてください。
それでは、次のページで『BEST PLACES TO LIVE 2007』トップ20をご紹介します。