日本は国連調べで、生計費指数が世界で一番高い!
国連が4年に1回調査し発表している生活費指数データをご紹介。約330の商品・サービスの価格をそれぞれの赴任地においてニューヨークと同等の生活をするために必要な生計費指数を算出しています。実は、この生計費指数はニューヨークの国連本部が世界各国に派遣されている職員の海外勤務手当を算出するため、という独自の目的のために作成しているもののため、一般的な生計費の国際比較とは若干違いがありそうです。ちなみに、国連の派遣職員が必要に応じて個人輸入した商品の価格や料理人・ベビーシッターの人件費なども含まれているとのこと。節約生活を送る留学生の一般的な生活水準とはちょっと違いがありそうですが、全体的な物価・生活費の目安として参考にしてみてください。
東京はこの国連調べによると、世界で一番生計費指数が高い都市ということになります。ちなみに、この上記の総合指数から住居費用を抜いた指数も集計されています(下記の表参照)。その場合、ノルウェーが1位、次いでデンマーク、東京が3位とランクが下がります。東京は世界で住居費用が高い都市のイメージですが、同じく住居費用が高いイメージのロンドンも住居費用を含めないと3位から11位まで下がるのです。やはり、東京もロンドンも不動産の高さが、全体の生計費をあげているようです。
ちなみに、社団法人日本不動産鑑定協会が今年の6月に発表した『世界地価等調査』というのもあり、この調査では集合住宅の賃貸料で世界各都市の賃料を比較することもできます。次回はこの資料を詳しくご紹介する予定です。
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