前回の「イマドキの留学事情」に続き、30年以上の留学手続き代行及び留学情報誌の制作・販売を行っている(株)留学ジャーナルが独自で調査した「留学白書2006」から、今回は「社会人の留学事情」をお送りします。
【調査対象】留学ジャーナルカウンセリングセンターへの来訪者と留学ジャーナルオンライン利用者を対象にアンケートを実施、その結果をまとめています。男性30.6%:女性69.4%(2006年3~6月実施)
約6割の人が、就業歴5年未満で留学へ!
さらに、それぞれの「希望している留学後の進路」は以下の順位です。
1位 55%)転職
2位 13%)海外で就職
3位 12%)変更なし
4位 2%)海外で進学
5位 1%)日本で進学
17%)その他
という結果になっています。
ある程度の社会人経験を積み仕事の転機を迎えた人たちが、留学をきっかけに転職やキャリアアップを目指しているようです。
正規留学が26%、目的をはっきりさせた留学志向
「3ヵ月以上の語学研修」を目的としている人が46%、「専門学校入学」や「大学・短大・大学院入学」などの正規留学を目的としている人が26%という結果から、短期よりも長期留学を目的とし、転職やキャリアアップを考えている層の多さがうかがえます。
留学を考えるうえでの不安(複数回答)
帰国後の就職に32%が不安をもっているのは、現在の地位や収入を断ち切って留学する社会人だからこそといえますが、自分への投資は無駄にしたくないという考えも強いようです。そのため、留学に関する情報は書店やインターネット、留学情報機関などを積極的に利用し(下記参照)、よりベストな留学を調べている現状がうかがえます。
【留学情報の収集媒体】(複数回答)
1位 85%)インターネット
2位 50%)書店
3位 31%)留学情報機関
4位 23%)友人・知人
5位 8%)留学イベント
6位 5%)図書館
その他、携帯サイトやメディア広告、学校の先生、家族に相談、大使館などを利用しているようです。
次のページは留学後の希望職種と年収
をご紹介します。