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日本人の少ない学校の選び方(2ページ目)

人気の高い「日本人の少ない学校」。でも世界各国の数ある学校の中から、日本人の少ない学校を選ぶのは至難の業です。そこで、今回は日本人の少ない学校の選び方と、お勧めの学校をご紹介します!

執筆者:すずき ゆき

2)日本人が少ない学校を探すコツ


■国籍制限している学校を選ぶのも手
イギリス
イギリス北西部チェスターのアットホームな語学学校。English in Chester


いくつかの学校は、どこかの国籍の学生が偏るのを防ぐために「国籍制限」を設けているところもあります。また、さらにクラス内での国籍割合を制限している学校もあります。こうした学校を選ぶのも一つの手です。

■あまり日本人に知られていない都市を狙う
一般的に日本人が集まる傾向があるのは、大都市や観光地として人気の都市にある語学学校です。また、知名度の高い有名大学内にある語学学校などもとても人気があるので、日本人留学生が多くなる傾向にあります。そのため、日本人が少ない学校を探すには、あまり聞いたことのない都市で探してみるのも一つの方法です。

■必ずしも日本人が少ない方がいい訳ではない?
アメリカ、アラバホ
アメリカのデンバー郊外。Arapahoe Community College内にある語学学校。ロッキー山のふもとの町

皆さんは、なぜ日本人の少ない学校がいいと思うのでしょうか? おそらく、ほとんどの人は「外国人の友人ができやすい」「英語の上達が早い」「日本人が多いと留学した気分にならない」「日本人が多いとついついサボってしまいがち」などなどの理由があがるのではないでしょうか? 当然、皆さんがイメージされるように、日本人が少ないことのメリットは実際にあるでしょう。でも、デメリットに関しては必ずしもそうではないようです。日本人が多い都市や学校へ留学してもしっかりと英語が上達して、外国人の友人を作っている人もいますし、もちろん日本人同士でつるんでしまって、時間を無駄にしちゃっている人もいます。要は本人次第という事です。本当に留学は本人次第の部分が多いのです。
逆に、日本人が少なくてデメリットになった人もいました。
彼女は日本人が少ない都市へ留学し、それこそクラスに日本人が一人の状態で留学をスタートしました。ところが、スタートの数週間はなかなか皆に馴染めず、ホームステイ先でも馴染めなかったようです。これは当然ですよね。ところが彼女の場合、周りに日本人が極端に少なかったために、誰とも話ができず徐々に引っ込み思案になっていってしまい、ついに1ヵ月足らずで帰国することにしてしまったのです。留学のスタート時は何かと心細いものです。この時期に、同じ気持ちを共有できる日本人の仲間がいる事は、とても心強いものなのです。また、長い留学になったとしても、時に日本語で息抜きができる環境があるというのも留学を成功させるための重要な要素でもあります。あまり日本人の多さ少なさを数字だけで見て学校を選ぶよりは、自分に合った環境をイメージして学校選びをしてみてください。

3)世界各国の日本人の少ない学校を、留学のプロカウンセラーがチョイス>>

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