第2回は2005年2月20日実施
協会が販売するテキストを中心に出題される |
そのほか第2回試験の受験概要は、留学協会ウェブサイトの海外留学アドバイザーのページにアップされていますので、最新情報はそちらでご確認ください。
第1回と比較すると、実地方法や内容、試験会場の変更など、試行錯誤もうかがえます。新しい試験だけに、よりよいものにするための改善策はもちろん必要ですが、その過程でどのように一定水準を保っていくのか注目されます。
今後の情報公開に期待
試験に関するもう少し詳しい資料があるかどうか協会の事務局に聞いてみたところ、第2回実施に向けて現在作成中とのこと。「極力、資料と同じものを、ホームページにアップしていく予定です」ということなので、今後のウェブサイト充実を期待したいところです。
今のところウェブサイトには、前述の受験概要のほかは受験申込書と第1回の合格者リストしかなく、残念ながら受験者やカウンセリング利用者の知りたいことが網羅されているとはいえない状況。第1回の合格者数がぴったり100人なのはたまたまなのか、合格率は何%だったのか、認定のガイドラインは何なのか、どれくらいのレベルなのか、といったことも分かりません。合格者リストの受験番号を見ればおおよその出願者数の推測は可能ですが、出願者数、欠席者数、受験者数、合格率といった基本的な数値の発表も待たれます。
優れた留学カウンセラーを評価する制度は、留学業界としての信頼性アップのためにも重要な役割を果たすことは間違いありません。その必要性はこれまでにも繰り返し論議され、ほかの任意団体でも同様の認定制度実現に向けての動きが見られます。法整備を期待する声も少なくありませんが、個々のカウンセリング能力を測ることは、決して容易なことではなく、誰もが納得できる明白なガイドラインの設定は大きな課題といえるでしょう。留学生や留学業界全体、また社会的に信頼される制度として機能していくためには、特に民間資格の場合、実施団体の公平性・透明性が大きなカギとなりそうです。
さて、留学業界では、この海外留学アドバイザー(RCA)資格をどのようにとらえているのでしょうか。来週アップ予定の後編では、第1回の合格者のほか、国内外の留学エージェントのナマの声をご紹介する予定です。お楽しみに。
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