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海外でやりたかったコレを実現!インタビュー(6) マウイ島でフラのレッスン(2ページ目)

偶然テレビでフラの世界を知ったことをきっかけに、マウイ島でフラを学ぶことを決意。2年がかりで夢を実現したバレエ指導助手の山本菜々子さんのインタビューです。

執筆者:南田 登喜子

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見知らぬ土地で、孤軍奮闘することも大いにありえる海外生活では、たとえ遠く離れた日本でも応援してくれる人の存在は心強いもの。家族や職場など周りの人の反対を押し切って行くこともできるが、どうせならしっかりと自分の気持ちを説明して、サポートしてもらった方がいい。周囲の理解が得られないために、留学を諦める人も少なくはないが、山本さんの場合は、「誰かを説得する」というステップは不要だった。

現地のこどもたち
「夕焼けを見るのが好き!」
という現地のこどもたち
わたしの悩みや、フラへの思いをとてもよく知っていた周りの人は、いつ飛び出していってくれるかと待ち望んでいたようで、みんな応援してくれました。もう帰って来ないくらいの勢いで行け、と言われましたね。先生には、バレエを続けていくことに対する疑問や、心が何かを求めているということもお話ししていましたが、わたしの年代のときには同じ状態だったと、心底理解してくださっていました。それで、わたしがハワイのフラを見つけ、実際に体験しに行くことが決まったときには、大変喜んでくださったんです」

たまたま知り合った人に、ハワイでフラを学ぶ夢を語ったことがきっかけとなり、アートに理解のあるマウイ島在住の友人を紹介してもらえたことも、ラッキーだった。

「お能を大変熱心に勉強されているロイドさんという方が来日されたときに、引き合わせていただいたんです。若いときにお能を学びたい一心でお金もないままに日本に来て、いろいろと周りの方に助けてもらったおかげで、日本で学ぶことができたそうで、同じような思いをもつ人を助けることによって、恩返しがしたいと思っていたという人なんです」

離れ
山本さんのお部屋とシャワールーム
マウイ島滞在中は、ロイドさんがパートナーのリサさんと住む家にある離れの一室を借りられることになった。

「部屋にあるのは、ベッドと机、棚、それから扇風機。生活に必要なものがちゃんと存在するという感じです。家には、テレビも何もなかったけれど、そんなものは必要なかったですね。夕食を持ち寄って一緒に食べた後は、星を見たり、2人からネイティヴ・アメリカンの歌を教えてもらって歌ったりしながら過ごしました。そういう生活を送るうちに、日本にはモノがありすぎて、何が大切なのかが見えなくなっていたことに気が付きました」

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