-ミスタードーナツが中国へ進出するにあたっての、印象的なエピソードがありましたら教えてください。日本と中国では文化や習慣も違いますから、いろいろ大変なことも多かったのではないでしょうか?
印象的なエピソードというと、びっくりした思い出が多いですね。
まずは、中国進出に当たっての交渉の中では、こんなことがありました。
後から考えてみれば当然の事なのですが、日本であれだけ隆盛を極めているミスタードーナツが中国では全くの無名、知名度ゼロであるという現実に本当に驚かされました。
ドーナツという食べ物そのものについても、最初はなかなか理解してもらえませんでした。パンフレットや写真で説明しても、相手にこれは飲茶だ!点心だ!と決め付けられて、なかなかわかってもらえなかったため、日本からできたてのドーナツを飛行機で運んだこともありました。
合弁交渉においてロイヤリティーの話をした時には、ミスタードーナツは全くの無名だけれど、こちら(合弁相手である中国の有名なパン屋さん)の方が有名なのだから、日本側がロイヤリティーを出すべきだ、と言われた苦い思い出もあります。
交渉相手に日本から持っていったドーナツを試食してもらった時には、こんなこともありました。
ドーナツを食べて「こんな甘いものは中国では売れない!」と決め付けたその相手が、そう言いながらコーヒーにスプーンでたっぷり5杯もの砂糖を入れて美味しそうに飲み干したんです!本当に驚きました。
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