●基本文法を学習しながら短文練習●~初級編~
彩音の貝殻は黄色へと色を変え、さらに難しい言葉を話し始めます。風水師の庭で謎を解いた彩音は、新たな場所へ旅立ち、またそこで中国語の勉強を始めます…。
勉強のすすめ方は入門編と同じです。彩音は新たに6人の先生に出会い、それぞれの先生から少しずつ講義を受けます。
●こんな人におすすめ●
◆発音・四声はクリアした初心者の人
◆発音も文法もしっかり勉強したい人
初級編では、文法の解説→基本構文の理解→練習問題という流れで学習が進みます。ごく基礎的な文法事項に始まり、補語、使役、可能などの表現や、主語句・目的語句を含むある程度複雑な文章まで扱っています。
ここで扱われている文法事項をきちんと理解すれば、もう初心者は卒業と言えるでしょう。
口の形の映像はもう出てきませんが、課題文の音声はノーマル・スローの切り替えができますので、じっくり発音練習ができます。
また、課題文は、ピンイン・中国語・日本語訳などのパートを任意で隠すことができ、音声だけでピンインを書き取れるか、中国語を書き取れるか、など、いろいろなパターンで勉強することができます。
練習問題も多く出題され、手応えのある内容です。
●注意するポイント●
パソコンソフトの中にもたくさん練習問題がありますが、文法的な知識をきちんと理解するためには、付属のテキストの練習問題を解いたり、自分でノートをまとめたりなどするほうが効果的でしょう。
課題文は、扱われている文法事項に即した短文が中心ですので、実践的な会話力をつけたい人には物足りない内容です。付属のテキストの会話練習コーナーを利用して、音読したり単語を置き換えたりなど、応用してみましょう。
●自然で実践的な会話の特訓●~会話編~
いよいよ龍の謎の解決は目前…!彩音の貝殻は赤く光り、さらに難しい言葉を話します。彩音の前に1人の画家が現れ、2人でいろんな場所へ出かけながら会話の練習をしようと誘います。どうやら、彼も龍の謎の鍵を握っているようなのですが…。
●こんな人におすすめ●
◆発音・四声はクリアした人
◆とにかく実践的な会話がしたい人
◆学習歴はあるけれどちょっとブランクがある人
会話編では、1人の先生とマンツーマンで実践的な会話をどんどん勉強していきます。ひととおり会話を聞いたら、ピンイン・中国語・日本語の各パートを隠して練習したり、会話の役割を切り替えてロールプレイ形式で練習できます。
この教材の内容を全部勉強すれば、日常会話レベルはクリアです。1人で中国旅行や、ビジネスマンならば1人で出張に出かけられるレベルになるでしょう。
出題される練習問題も、中国語が聞き取れて意味がわかる、というレベルが要求されるようになっています。
●注意するポイント●
後半に行くほどに高度な内容になってきますので、基礎がきちんとできていないと挫折してしまう危険性があります。難しいな、と感じたら基礎に立ち返り、根気よく勉強を続けましょう。
また、会話編はテキストが充実しています。練習問題だけでなく、役に立つ表現のコーナーがあり、さらに発展した勉強ができるようになっています。ただテキストを眺めているだけではもったいないですから、ぜひ声を出して練習しましょう。
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