考えられる原因は、ほぼこの3つです。
1.日本語の漢字で辞書を引こうとした
2.簡体字の画数がうまく数えられなかった
3.そもそも辞書に載っていなかった
3つめの原因は辞書の収録数にあるよりも、使い手側の勘違い(=存在しない漢字を探そうとした)であることのほうが多いようです。
中国語を始めたばかりの頃は、簡体字を知らなかったり、日本の漢字と簡体字を混同したりしてしまうことがよくあります。それが中日辞典の「引きにくさ」を引き起こし、ひいては中国語への挫折感へとつながってしまう危険があります。
使いやすい=引きやすい辞書を見つけることは、楽しくスムーズな中国語学習生活の中で大切なステップなのです。
「引きやすい辞書」を見分けるチェックポイント!
1.日本語の漢字でも引ける?
2.部首がわからなくても引ける?
3.繁体字でも引ける?
入門者用、基礎用を謳っている辞書の中には、日本語の漢字と簡体字を混同しないためのコーナーが設けられていたり、日本語の読みで引ける、音訓索引が設けられていたりするものがあります。中日辞典に慣れるまでは、こうした索引を利用するのも1つの方法でしょう。
また、日本語の漢字で辞書を引いてもきちんと該当ページに導かれ、簡体字と併記してあるという構成の辞書もあります。
※逆に、そういう構成になってない辞書では日本語の漢字は引けません。
また、総画索引がある辞書なら、部首がわからない時に心強いですね。
繁体字は初心者には必要ないかもしれませんが、「引きやすい辞書」を見分けるチェックポイントとしては大切ですので一応挙げておきます。
初めての中日辞典成功法則はコレ!
自分にぴったり合う辞書を見つけるためには、書店で実際に辞書を手に取って、じっくり索引をチェックしてみることが大切です。
使いやすい索引、充実している索引であることを実感できたら、その辞書は「買い!」です。
辞書選びの落とし穴に気をつけましょう。次のページへ!