普通に真面目に中国語を勉強している時にはNGワード、つまりスラングやエッチな言葉、汚い言葉や差別用語などに接する機会はありません。しかし、日本語にだってNGワードがあるように、中国語にだって当然たくさんの「言ってはいけない言葉」があります。
言葉として存在する以上は、学習者として知らん顔するわけにはいきません。
「言ってはいけない言葉なんだから、知らないほうがいいのでは?」とあなたは思うかもしれません。しかし、知らなかったために困った事態になるかもしれないのです。
例えば、
●間違えて下品な言葉を言ってしまった!
四声が少し違うだけで全く違う言葉になってしまうのが中国語です。あらかじめNGワードと紛らわしい単語は注意して覚えておいたほうが安全です。自分が恥をかくことを防ぐだけでなく、周囲の人を不快な気分にさせることも防げるでしょう。
● それと知らずにエッチな誘いに乗ってしまった!
声をかけられて、言葉の裏の意味を知らなかったばかりにびっくり!という事態が起こるかもしれません。旅先のホテルに電話がかかってきて「敷布団もう1枚いかがですか?」と言われても、言葉通りに受け取ってはダメなんですよ!
困った事態を避けるためだけでなく、本音を言ってしまえば教科書に載っていないからこそ、知りたくなる!という人間の心理も肯定せざるをえないでしょう。小さい子供も、ある程度の年齢になるとどこで覚えてくるのか得意気にNGワードを口にして大人を困らせたりしますよね?NGワードは人間の本能に直結している言葉が多いせいか、覚えやすいのかもしれません。
NGワードは取り扱い注意の劇薬ではありますが、知っておけば男の人なら中国人の友達と一緒にエッチな話で盛り上がれますし、そんな話をしない人でも映画を観る楽しみなどが増えますね。字幕に出ていないディープなセリフのやり取りがわかるかもしれません。
簡単に使ってはいけない言葉だからこそ、ちゃんと意味や使い方を知って、記憶の棚の中に大切にしまっておきましょう。ちゃんと「取り扱い注意!」の目印をつけて!
こんなNGワードを楽しく勉強できる書籍を次のページでご紹介しましょう。