美白によいのはビタミンCだけでなくビタミンEも?
美白にはビタミンE(トコフェロール)も追加して
美白によいビタミンとしてまず頭に浮かぶのは、ビタミンC(アスコルビン酸)。 飲んでよし、塗ってよしの私たちには、欠かせないビタミンです。化粧品にも配合されていますし、 サプリメントとしてもたくさんの種類が手に入ります。
しかし、ビタミンCだけで、十分なのでしょうか?いっしょにとることで、さらに美肌へと近づけてくれるビタミン。
それが、ビタミンE (トコフェロール)なのです。
美白にはビタミンCとビタミンEの相乗効果を
ある皮膚科医の症例によれば、ビタミンCを単体で服用する場合より、ビタミンEと合わせて服用した場合のほうが、 シミが改善したそうです。このケースでは、ビタミンCを900mg、ビタミンEを450mg毎日服用していました。ビタミンC(水溶性ビタミン)の働き
・メラニンの生成を抑える
・活性酸素の生成を抑える
・コラーゲンの合成を促す
・細胞、組織の生成と修復 を促す
・ビタミンEの働きを高める
ビタミンE(脂溶性ビタミン)の働き
・活性酸素の生成を抑える
・血行をよくして皮膚の新陳代謝を高める ・細胞の再生を助ける
・過酸化脂質の酸化を抑える
美白効果を出すビタミンの適量は?飲みすぎもNG
美白に必要なビタミンの適量は?
一日の摂取量で、気になるのが、過剰摂取。
摂取量の目安は、厚生労働省の「第6次改定 日本人の栄養所要量」 -食事摂取基準-より、「許容上限摂取量(健康上悪影響を及ぼす危険のない栄養素摂取量の最大限の量)」を参考にすると よいでしょう。
ビタミンEの許容上限摂取量(mgα-TE*):成人男女とも600mgα-TE ※α-TE=α-トコフェロール当量
ビタミンCの許容上限摂取量はありません。しかしながら、ヒトにより、下痢や胃腸の不調などをおこす可能性があるので、注意してください。
もう、ご存知かと思いますが、特に、水溶性のビタミンCは、一度にたくさん摂らずに、 何回かにわけて摂るとよいですね。 水溶性のビタミンは、文字どおり水に溶ける性質を持ち、 必要量以外は体外に排出されてしまいます。食後に服用するのが効果的です。
脂溶性のビタミンは、飲みすぎに注意が必要です。心配な場合は、専門家やメーカーに飲み合わせや、量について相談するとよいでしょう。
美白にはビタミンを継続しないと効果が出ない
さて、ビタミンの服用は、継続しないとNG。シミの改善と皮膚の健康状態を 長期的に改善するためのものと心得てください。服用をやめると、元にもどってしまう例も多いとか。美白効果はビタミン剤を3か月服用して少しづつ改善されます
先ほどの症例でも、約3ヵ月後に少しずつ改善が見られたそうです。即効の改善を期待せずに、肌を健やかに美しく するために、いただく位の気持ちで、気長に臨むといいと思います。美肌は一日にしてならずですね。【関連記事】