掃除機・クリーナー/掃除機関連情報

2006最新【掃除機】で大掃除を乗り切れ!(2ページ目)

大掃除を少しでも“楽”に“楽しく”乗り切る為に、掃除機を新調してみませんか?今年発売になった、各社の個性的な掃除機をご紹介します。

執筆者:戸井田 園子

「メンテナンス10年不要」が最大の魅力
~東芝『タイフーンロボ』

『タイフーンロボ』VC-95XP(東芝)
『タイフーンロボ』VC-95XP
(東芝)2006.9発売
参考価格:\80,800(税込)
いち早く「フィルターメンテ10年不要」を打ち出したのが、東芝『タイフーンロボ』。円形のフィルター回転タイプで、電源OFFでフィルターの清掃を自動で開始する「フィルターお手入れロボ」と「エアー洗浄機構」で、お手入れ不要10年を達成しました。ただし、ダストカップ内のネットは、時々メンテナンスが必要となります。男好きする硬派なデザインと、豊富なカラーバリエーションも人気のポイント。3グレード7色から選べます。

東芝掃除機・ヘッド
ヘッド内のブラシが逆回転する「オートマパワーヘッド」。LEDランプも付いて隅々まで照らしてキレイに!
注目は「オートマパワーヘッド」。掃除をする時は、ヘッドを前進&後退させるのが一般的。そしてこの「オートマパワーヘッド」は、ヘッドを後退させると、内部のブラシも同時に逆回転をします。その結果、ブラシに絡まった髪の毛や糸くずがほどけ、吸い込まれていきます。これは良く考えられた機能です。また、ヘッド部分に「高輝度LEDライト」が付いていて、暗いところでも見えるという小技が搭載。確かに、細い隙間では便利です!しかし...ベッドやソファの下を掃除する時は、ヘッドを付けたままスティック部分を寝かせて入れ込むため、せっかくのライトがヘッドを照らすだけに。これはイマイチ!改善を期待します。

東芝掃除機
ゴミがたまると、音と光りでお知らせするだけでなく、自動でフタまで開くからオドロキ!まさにロボです。
そして、音・光・動きでナビゲーションするのも特徴的。例えば、ゴミがいっぱいになると「ゴミがたまりました!ゴミを捨ててください」の音声ガイドと共に、本体ダストボックスが収まっている部分が、パカッと開きます。これにはビックリ!なかなか親切...でも、慣れてくるとうっとおしいか?もちろん、音声ガイドはOFFにもできます。ご安心下さい。


“ラク”に“クルリ”の動きが特徴的
~三菱『ラクルリ』

三菱掃除機
『ラクルリ』TC-C3FP
(三菱)2006.11発売
参考価格:\61,300(税込)
その姿形からも「おっ!」と思わせるのが、三菱『ラクルリ』。丸くてカラフルな本体とコンパクトに納まるホースで、デザイン性はバツグン。これなら、部屋の片隅に出したままにしておいても、イヤではありません。いつでもさっと使えることができるのも、掃除機の使い勝手としては◎です。

三菱掃除機
5輪キャスターで動きがスムーズ!今までのひっぱり感から解放されます。
特徴は、デザインだけではありません。従来、キャニスタータイプの掃除機は3輪が一般的。しかしこちらは、他社に無い5輪タイプとなり、走行性がぐんとアップしています。360度回転し、いずれの方向にもスッと動くため、本当に掃除中のひっばり感が軽減されます。まさに『ラクリル』の名にピッタリの「ラクにクルリ」と動く掃除機なのです。

三菱掃除機
円形のプリーツフィルターが、電源をON-OFFするごとに回転してチリを落とします。
フィルター構造は、円形のフィルター回転タイプ。こちらは、電源をON-OFFするごとにフィルターが回転してメンテナンスをします。このHEPAフィルターおそうじメカで、フィルターメンテ8年不要に。しかし、内部にある小さなフィルターは、時々外してメンテナンスをしなくてはなりませんので、ご注意を。


【+】と【-】で細かいチリを大きくしてキャッチ!?
~SHARP『パワーサイクロン』

SHARP掃除機
『パワーサイクロン』EC-VX1-S
(SHARP)2006.12発売
参考価格:\79,800(税込)
2000年3月、国内初のサイクロンクリーナーを出したのがSHARP。独自の「遠心分離方式サイクロン」で、強力パワーと持続力が自慢です。こちらも、お手入れ不要10年間を実現。円形のフィルター回転タイプの「HEPAクリーンフィルターメカ(右下図1)」で、HEPAフィルターから細かいチリを振るい落とします。落とされたチリは「チリ落としワイパー(右下図2)」でダストカップへと落としていきます。

SHARP掃除機
チリ落としの構造
注目したいのは「サイクロン(筒型)フィルタークリーンメカ(右図3)」。前機種にも搭載されていましたが、サイクロン部分にあるフィルターについても、ダストカップを出し入れする度に振動し、細かいチリが落ちる仕組みとなっています。他社は、HEPAフィルター以外の小さなフィルターはメンテナンスをする必要があるのに比べ、SHARPは本体にあるフィルター全てのメンテナンスが自動になっています。これは一歩リードと言えるでしょう。

SHARP掃除機
【+】と【-】に帯電した細かいチリはくっつきあって大きなホコリに!これならフィルターでしっかりキャッチ!
さらに、面白いのは、HEPAフィルターでも捕り切れない微細塵への対策。フィルターの性能を上げて捕るのではなく、細かいチリ同士を+(プラス)と-(マイナス)に帯電させることで結合させ大きくし、HEPAフィルターでしっかり捕まえると言う、逆転の発想です。ホースの内側に帯電性の高い素材を使うことで、チリ同士が静電気の力で大きくなるとか!?確かに、細かいチリが大きなホコリになってくれれば、高性能なHEPAフィルターで、しっかりキャッチできますもんね。納得です。


つづきまして、少し手頃な価格帯の掃除機をご紹介!こちらは、細かい使い勝手で勝負しています。>>


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