幼い頃パリからル・アーブルに移り、そこで成長したモネを育てたのはノルマンディの海とセーヌ川です。ここでブーダンと出会い絵の手ほどきを受け一生の仕事を見出しました。彼の名が世間に知れ渡り、印象派の名の元になったのもル・アーブルの海岸を描いた「印象:日の出」です。旅の終着点は、モネの出発点、白い断崖、エトルタの海岸とル・アーブル。みなさんも私とご一緒しませんか。

  ■:白い断崖と岩のブリッジ、エトルタの海岸
  ■印象派のルーツ、ル・アーブル
  ■モネを育てたノルマンディの海とセーヌの流れ

■白い断崖と岩のブリッジ、エトルタの海岸
ルーアンの西北西約80キロ、ノルマンディの海に面した、真っ白な切り立った崖と岩のブリッジが織り成す海岸の美しい小さな村、エトルタ。モネはル・アーブルで成長した後、当時デラクロアやクールベなど写実派の大家が愛し描いた、実家からも近いこのエトルタにしばしば制作に訪れました。さらに、名声を得て大家となった19世紀末にも再びこの地を訪れ、その結果多くの名作が残っています。

あまりに有名な画家たちが多くの作品を残しているため、観光地としても超人気、電車も無い不便な所にもかかわらず多くのツアーコースに組み込まれています。駐車場の周りにはホテルやレストランが並び、木組みの物産センターもあり、海岸までの道にはみやげ物屋さん通りとなっています。村はきれいに整いエトルタ観光局にはレストランやホテルの案内も完備しています。交通手段さえ気にならなければ滞在地としても快適でしょう。

観光客の集まる海岸も良いのですが、実は、崖の上の大地から眺めるノルマンディの海岸線と険しい純白の崖、草原の真ん中にそびえる教会の塔など付近の雰囲気に魅力を感じる人は多いと思います。もし滞在の機会があるか、又は自由に車や自転車で訪れることが出来るならぜひ少し足を延ばして崖の上の高台に登り、付近一帯も楽しむと良いでしょう。