盗聴器は誰が?
ドライバー1本でチェック |
マンション販売の時点で、夫婦で下見に行ったり、契約時に夫婦同席であったりすると、間取り図から「寝室」となる場所はだいたい予測されます。あるいは、会話の中で、「じゃ、ここにベッドを置いて。ここは寝室ね」などといったことも話していたかもしれません。となると、内装業者か建築業者かあるいは不動産業者か、建築途中や入居前に部屋に入ることのできた人物による盗聴器設置という疑いが生じます。
つまり、新築物件だから、と安心できないのが現実だといえるでしょう。ましてや、以前に誰か別の人が住んでいたなど、中古物件の場合、やはり「改装済み」「内装手入れ済み」の物件であっても、信用することは難しいでしょう。外でのお勤めや学校を終えて帰宅してからは、完全なプライバシーが守られるべきなのに、悪意を持った人物によって「盗聴器」などが取り付けられていたら……プライバシーなどあったものではありません。
住み出す前にチェックする
コンセント内を見てみよう |
個人レベルでも、慎重な人は自分でチェックできるものです。DIYショップや大型電器店、通信販売などで、「盗聴・盗撮器発見器」というものが、数千円で購入できます。基本的に盗聴や盗撮は、微弱な電波を発しているものです。その電波を受信機で受信することによって盗聴や盗撮をされているわけですから、「盗聴・盗撮発見器」というのは、こうした電波に反応して不正な機器類を発見するものなのです。
また、特に寝室になると思われる場所(間取りというのはたいてい似たようなもので、どこが寝室になるかはたいてい決まっているものです)の、コンセントは、実際にドライバーで開けてチェックしてみるといいでしょう。本来あるはずのない小さな機器が見つかったら、それは盗聴器かもしれません。電源があるため、半永久的に盗聴されてしまうおそれがあるのです。寝室での会話や電話の通話などが不特定の誰かに盗聴されているとしたら……? 不愉快極まりないことではないでしょうか。
固定電話の子機が危ない
固定電話の子機は、買う段階で「盗聴対策」の有無を確認してみましょう。数年前以前に買ったものであれば、基本的に子機を利用した場合、盗聴されるおそれがあります。携帯電話は最近のものは盗聴対策がなされているため、盗聴の危険性はほとんどないといえますが、こちらの場合は、「大声で話すことによる盗み聞きの被害」が懸念されます。季節によっては開け放した窓の外やドアの外側で誰かがそば耳を立てているかもしれません。しかし、「盗聴」も「盗撮」も、被害者が被害を認識していないことが多い、というのが1番の問題点です。誰かが知らないはずのことを知っていたり、何か知っている様子でおかしい、などの不審な出来事があったら、盗聴・盗撮器の存在を疑ってみるのもいいでしょう。心配なら、すぐにも「盗聴・盗撮器発見器」で存在の有無を確かめればいいのです。不安なまま時間だけが過ぎて対策をしない、のでは何にもなりません。不安は早めに解消しましょう。
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