痴漢の対策/痴漢・性犯罪・ストーカーを防ぐ

空いた電車内でも要警戒!性犯罪の被害を防ぐワザ(3ページ目)

安全と思いがちな空いている電車内ですが、過去には女性が性被害を受けた事件がありました。朝でも夜でも電車内に女性が1人でいると狙われる危険性が……。ちょっとした工夫で被害に遭いにくくなるワザを知っておきましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

カムフラージュ作戦

どの席を選ぶ?
どの席を選ぶ?
窓側に座ったとしても、大きなバッグなどの荷物があれば通路側の座席に置くことでもいいですが、そうした荷物がない場合のことを考えましょう。

座席がたくさん空いていれば、当然、隣の座席も空いているはずです。となれば窓側に座らずに通路側に座るようにしましょう。日中なら窓からの紫外線も考えて、安全のためにも通路側に座ることが望ましいのです。

たとえ車掌が来て切符をあらためられても、その後混み合ってきそうなら「この席の乗客が来たら自分の席に戻ってください」と言われることはありますが、空いた車内でのことなら、暗黙の了解ということでうるさく言われることはほとんどないでしょう。

そして、窓側の座席に誰かいるようにカムフラージュしましょう。

※カムフラージュ(カモフラージュ)camouflage=仏語。敵の目をくらますための偽装。人の目をごまかすこと。

窓側の席に誰かがいるようにして通路側に座る
窓側の席に誰かがいるようにして通路側に座る
窓側の座席のリクライニングを倒しましょう。そして、座席に新聞や雑誌などをいかにも読みかけのように開いて伏せておきます。さらに窓のところかミニテーブルを出しその上に、自分が飲むものでいいですから、何か飲み物でも置きましょう。そうして自分は通路側の座席に座るのです。そうすれば、誰が見ても窓側の座席に誰かいるように見えるでしょう。

窓側に女性が1人で座っていると、(あ、女が1人でいるな)と思ってよからぬことを考える不審者がひょいと通路側の席に座ってしまうことがあり得ますが、通路側に人が座っているのにその人を乗り越えてまで、いかにも誰かがいそうな窓側の座席に座ろうとする人はほとんどいないはずです。

また、もし強引に座られるようなことがあったとしても、通路側に座っていればすぐに座席を立って逃げることができるのです。通路側に座っていれば、ドアが開いて誰かがその車両に入ってきたとしてもすぐに目で確認できます。もし、危険な様子であればすぐに避難する態勢もとれます。

さらに知っておくとより安全な情報を次ページの【安全プラスワン】でご覧ください。

P4:安全プラスワン/関連防犯ガイド記事
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