盗撮・盗聴の対策/盗聴・盗撮を防ぐ

気づかぬうちに盗聴されているかもしれない家庭の秘密 盗聴される!赤ちゃんより親!?(2ページ目)

便利な“赤ちゃんモニター”“赤ちゃんマイク”で、夫婦の会話が盗み聞きされる? 知らない間に傍受されているかもしれない家庭内の会話。盗聴被害を未然に防ぐには!?

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

“赤ちゃんモニター”は、消費電力も小さく、またどんな用事が突然できて赤ちゃんのそばを離れなくてはならないことになるかわかりませんので、ほとんどのお宅では、スイッチを切らずに利用しているようです。

赤ちゃんの泣き声などを感知して、離れたところの受信機に無線で音を送るのですが、この電波は、邪魔になるものがなければ、100メートルくらいは飛ぶものです。その無線を高感度の受信機(盗聴器)で、周波数が合って拾うことができれば…モニターから飛ばされる音をすべて、聞くことができるのです。

赤ちゃんモニターのそばにいるときに、モニターのスイッチを切らずにそのまま会話をすれば、その会話がすべて盗聴器で受信されてしまう可能性があるということです。他人に聞かれたくない家庭の事情や、夫婦のプライベートタイムの会話がすべて筒抜けということになってしまうわけです。

盗聴マニアだけじゃない!

では、“盗聴マニア”だけが、夫婦の会話などを盗み聞きするために盗聴するのでしょうか? 

母と子だけでいるときに、おかあさんは赤ちゃんに話しかけることもあるでしょう。

「いい子ねー」
「どしたのぉ?」
などの問いかけの他に、たとえば
「さぁ、○時になったらお買い物に行きましょうか」
「パパは忙しいでしゅねー、今夜も遅くなるみたい。12時過ぎるって」
「今度の週末は泊まりがけでおばあちゃんの家に遊びに行くのよー。楽しみでちゅねー」

などの、家人の在宅状況や、不在にする予定なども話していることがあるかもしれません。赤ちゃんの声も寝息も聞こえなければ不在だと推測されることもあるでしょう。そういった内容を知らない間に無線で飛ばしていて、受信機で盗聴している“空き巣狙い”などに、情報を知らせていることになっているとしたら…? 

これは、“泥棒”をも招くことになる、実に危険な状況だということになります。


→盗聴被害を防ぐには?
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