玄関をニオワセル靴の中の「アレ」って?
靴の臭いに自ら気づくためにも、靴のお手入れは定期的に、なるべくまめに行いたいものです。夏場は、特にです。 |
「靴の中で多量に増殖した身体由来の細菌が、靴の中に付着した垢汚れを分解して発生させる悪臭物質によるもの」
なのだそう!
また、この「悪臭物質の中で一番特徴的なのは、“足のニオイ”として知られる『イソ吉草酸』であることを確認した」とのこと。
つまり、臭い足と、臭い靴と、臭い玄関は、すべてリンクしているのです!
そしてそれらは全て、
●細菌(主に、スタフィロコッカス)
のなせるわざなのだということです。
そして、この研究で明らかにされた、靴の中で増殖した細菌の数は「1cm2あたり最大1000万個」!
この数は、なんと「キッチンなどの“汚れた排水口”に存在する細菌数」に匹敵するというので、その汚さにはのけぞります。
しかし、この研究に使われた靴は、「1ヶ月着用のスニーカー(の中敷)」だそうで、決して何年も履き煮しめた靴であるというわけではないのです……。
ということは、我が家のアレらの靴(スニーカーなどよりもっと通気性に優れず、1ヶ月どころか何年も履き続けている革靴など)の中には、いったいどれほどの細菌が棲んでいるのでしょう?
考えてみるだけでも気が遠くなってきますね?!
『靴』を清潔に保つ法
「汚れた排水口」に匹敵する細菌数・・・・・・! 靴の中って、一種の宇宙なのかも・・・・・・(そんな悠長な話じゃなありません?!) |
特に、「角質老廃物(=垢)」をつけないためには、やはり靴の「裸足で直ばき」は避けたいところです。
でもこれから夏にかけて、スニーカーやスリッポンを裸足で履いてみたり、女性ではエスパドリーユなどのサンダル類は特にペディキュアを魅せるためにも裸足で履きたいナーみたいな……。
ん~、悩ましいですね……。
男性など、真夏でも靴下を履くのに問題ない方では、日に二度ほど靴下を取り替えることをオススメします。
なるべく足から出た老廃物を靴下にしみこませて、靴に移さないよう注意することが、靴内部での細菌増殖を抑えるうえで役立ち、ひいては住まいの玄関内での悪臭予防につながります。
また、サイズが「小さい」故に軽視しがちなのですが、幼児~児童の履く靴もじゅうぶん「悪臭」の原因になります。汚れっぷりを言えば、そもそも大人の靴の比ではありません。
週末、上履きを洗う際などに、できるだけ外履きも洗って天日干しできるような素材の靴を選びたいところ。特に夏場は衛生面に置いてそこが肝でしょう。
一見通気性がよく見えるため、あまり洗わない「サンダル」類も同様です。“汚れた排水口”並みの細菌数……と唱えながら、なるべくまめに洗いましょう。
女性はおしゃれも重視したいですし、家族の中では一番足が臭くないのは私……などと自負している方も多いのではないかなどと思うのですが、冬のロングブーツ然り、貴女の足だって結構な臭さだったりします!
現実を見据え、裸足ではいた後の靴の手入れは通常よりよほどまめにする(靴を購入するときに、足の触れた部分の拭き方等担当の方によく尋ねておきましょうね)などして“細菌増殖”を抑えましょう。
さて、次回はそれでもニオイが染み付いてしまった『靴箱』ぜんたいの「ニオイ除去法」についてお話します。
クサイ玄関にサヨナラしたい方! ぜひご一読下さい。
※6月10日朝更新予定です。
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