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新年に運を呼び込む玄関掃除

あまりの忙しさに大掃除はカット!…したまま新年を迎えそうなあなたに、『玄関』だけササッとお掃除しませんか?と「住まいを考える」よりご提案。すればいいことありますよ~!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

家の顔、玄関!
家の顔、玄関!
今年も残すところあと数日。
なだれ込むような日々に、大掃除はもう無理、諦めた、来年のGWあたりにリベンジ!などと心に決めて開き直ってしまうのもアリ……ですが、

どうでしょう、とにかくは『玄関』だけでも、すっきりサッパリ清浄にして、新しい年をお迎えしませんか?

短時間ででき、かつ気持ちよい玄関掃除と設えを、ご提案します。「え~、玄関だけって言っても、面倒くさい」などと言わずに、ここはひとつ、頑張っちゃいましょー!



=INDEX=
1.三和土(たたき)のお掃除
2.扉(ドア)のお掃除と正月のしつらい
3.表札とポストのお掃除


1.三和土(たたき)のお掃除


大理石のたたきは「酸」厳禁! 水のしみこみやすいタイルの場合も注意して拭いて下さいね。
大理石のたたきは「酸」厳禁! 水のしみこみやすいタイルの場合も注意して拭いて下さいね。
「三和土」なんて言葉、今ではなかなか見かけなくなりましたね。どう読んでも「さんわつち」と書いてありますが、これで「たたき」と読みます。

「玄関の三和土部分」というのは、すなわち、かつて床を張らずに土のままあった場所(土間)を指しますが、現代では住まいによって、通常、石が張られていたり、タイルが敷きこまれていたり、コンクリートの打ち放しだったりします。

伝統的な日本家屋での「玄関三和土」部分は、他のスペースに比べ広々と取られていたものですが、昨今の合理的な間取りでは、おうおうにして最小限の広さにとどまりがち。

特にワンフロアがミニマムな戸建やマンションといった集合住宅では、家族の靴が2足ずつ出しっ放しになっているだけで、文字通り「足の踏み場」がなくなってしまい、雑多で不潔な印象にもなってしまいます。

が、逆にこの
『面』をすっきりと出し、元もとの「三和土」の素材を引き立たせることで、容易に清浄感が増す部分でもあります。三和土のお掃除、見返り大ですよ。ぜひ試してみて下さい。

■三和土掃除プロセス

1.シューズボックス(下駄箱)を一瞥して、当分(向こう半年程度)履きそうにない靴、意を決して廃棄できる靴などをピックアップ。→とりあえずは紙袋や靴箱などに暫定的に除けておくだけでもOK!

2.空いたスペースに、惰性で三和土の上に並べてしまっていた靴を、できるだけ全て収納し、三和土の上から履物を一掃します(できればこのついでに、シューズボックスの空きスペースだけでも、濡れ雑巾で汚れをぬぐっておくと後で気持ちいい)

3.三和土部分のお掃除をします。基本は、掃除機で微細な砂ホコリを吸い取り、ウエスで乾拭きです。

ただし、小さなお子さんやペットと暮らしているなど、多量の泥砂や抜け毛が玄関三和土に溜まっている場合には、掃除機で吸い取る前に「ほうき」と「ちりとり」で、泥砂や抜け毛は除去して置きましょう。
「ちりとり」は、折った新聞紙やチラシ紙で代用することも出来ます。

その上で、汚れがひどい場合には、「三和土」の素材に合わせ、できるだけ本来の美しさに近づくように心がけて、お掃除します。

◎磁器などのタイル……固く絞った雑巾で、特に目地部分の汚れをぬぐうように注力すると綺麗な印象になる。基本的にホコリ汚れだけならば洗剤は必要なし。
◎コンクリート……水がしみこむので、できるだけ掃き掃除+掃除機で綺麗にしたい。こびりついた泥汚れなどは、乾いたたわしでこすり、掃除機で吸う。
◎大理石、みかげ石などの自然石……水や「酸」(お酢やクエン酸)を嫌う。酸を使うと輝きが一気に失われるので要注意。どうしても目地だけが汚いなどの場合には、固く絞った雑巾の先を尖らせて、目地部分だけをそれでぬぐい、面の部分は乾いた雑巾やウエスで拭くようにします。



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