「使い捨て」ということ。

かご
確か300円程度だったはず。横幅30センチ程度のかわいい「ウエス」収納用カゴです。

いくら使い勝手がよく、廉価で手に入れることが出来る商品でも、使い捨てを続けているうちに、「これでいいのか?」という気持ちになってきました。数十枚入って1パック、100円200円の世界です。たいした家計負担ではない。でも、問題は「そこではない」。違う。

うまくいえませんが、「違うことをしなければ」と無性に思われたのです。
でも、市販の品になじんだ身には、「でも余計な手間を増やすのも嫌」という気持ちが根強いことも、確かではあるのでした。


さて、同時期、我が家は結婚以来何度目かの「捨て捨てキャンペーン」のさなかでした。確かにモッタイナイのだけれど、いつまでも置いておいても仕方が無い古本・古雑誌、マンガ関係を数百冊…千冊にも届こうかという量を、BOOK OFFの『宅本便』で一気呵成に処分。古いPCもHDDを抜いて処分。そして大量の「もう着ない」衣類も……。そのとき漸く気づいたのです。

「ウエスを作ろう」。そうすれば、気兼ねなく「使い捨てられる」、手軽さを捨てずにも済むのです。

思い立ったら即行動でした。


『ウエス』を用意してみよう。

それは難しいことではありませんでした。我が家ではそのとき、多くの衣類を一気に処分しようという機運でしたから、少々面倒なところがありましたが、「ウエス」を用意するためにはせいぜい、「下着類」「タオル類」「ベッドリネン類」といった、主に木綿の衣類関係を整理するだけで済むといえば、済むのです。逆に言えば「ウエス」を用意するには、ウエスに適した布を見極める必要だけはある、ということになります。

経験的にいえば、化繊やウール類は向いていないようです。やはり木綿や、麻といった植物性の繊維(の、割合が多いもの)が適していると思います。

さらし
「さらし」はデフォルトの縦幅が、ウエスにちょうどいい。裁ちばさみで切る手間もちょっとで済み、とてもおすすめのアイテムです。

ほじくりかえせばいろいろあるものです。クビの伸びきったTシャツは山のようにありましたし、件の「トランクス」も、ゴムの伸びたものがかなり出てきました。小さくなり、伸びた子どものメリヤスの下着もあります。私のモノでは、なんと産後に使った「さらし」が一反まるまる出てきました。ほんの少し血液汚れがあるものですが、これは素晴らしいウエスになるはずです。更に、穴の開いたシーツ、バスタオル、フェイスタオル……。我ながらよくぞ溜めたものだと、可笑しくなってしまいますが、これらを、ひたすら端から裁ちばさみで切り刻んでいきました。

でも、ただ切っただけではただ捨てやすくなったゴミでしかありません。「使える」ようにセッティングする必要があります。

私は近所の雑貨屋さんで、手ごろなサイズの蓋つき籠を購入してきました。500円もしなかったと記憶しています。
そこに、一枚およそ30センチ×30センチ程度のサイズに切った「ウエス」を、畳んで収納していきました。なかなかこじゃれた外見です。これを、使用頻度の多いと思われるキッチンに備えたのです。



>>>次ページ>>>『ウエス』を使う場所。