掃除/掃除関連情報

理想はスカスカ、収納エリア・ケア(3ページ目)

お雛様を片付けたら、今度は五月人形…?! 年がら年中オオモノを入れたり出したりの住まいの収納エリア「押入、納戸、クローゼット」。案外汚れているそんな場所のケアから、形而上的モノ考迄…。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

「冷蔵庫方式」で全部出す。そして、全部は戻さない?

「じゃあもう、いっそのこと、全部白日の下に曝して、おもむろに分類したりホコリ払いしたり掃除機かけたり雑巾がけしたりしてやる! 一気に片付けるわ!」……とアドレナリンを噴出させている貴方! そ
れはあまりにも危険な態度! 一度クールダウンしなければなりません。

何故なら、たとえ見た目、狭く見えようとも、「収納エリア」というのはこれでかなりの「収容力」を備えているものだから。だって「収納」のためだけに存在している空間なワケですよ。それは、まぁ、実際に「出してみれば分かる」ことではあるのですが、出したら、絶対後悔します。

「収納エリア」のモノを居室に開陳し、収集不可能な事態に陥ってフリーズした経験を持つ愚かなるガイド。このとき受けたショックの強さは、いわば「冷蔵庫の中身をキッチンの床にぶちまけた」時のものと、極めて似ていました。

「ああ…やっちゃった…」「これを、どうしよう?」

そんな「頭が真っ白」状態を回避するには?!を模索し幾星霜…。 これまた「冷蔵庫掃除」方式の応用になりますが、ガイドが編み出したのはとにかく「一箇所の収納エリアを細分化」して対処すること!

例えば一間分の押入れなら、そこを6つに分けて考えます。

1:押入れ上段(右)
2:押入れ上段(左)
3:押入れ下段(右)
4:押入れ下段(左)
5:天袋(天だな)(右)
6:天袋(天だな)(左)

そして一箇所ずつ、「モノを出し、スペースを掃除し、モノを分類し、戻す」を地道に繰り返すのです。
ただし、その際、「出したものをそのまま戻す」ことだけはご法度と心得ましょう!

必ずそこに、不要物はあります。はっきりいって、「いつか必要になる」の「いつか」は、来ません。
「捨てるなら今」なのです!

厳しいようですが、「戻す」量は、当初の「3分の2」を目安にしておきましょう。
そうすることで、そこに「空間」が生まれます。

「空間」が生まれることで、収納エリアの通気が良くなり、同時に湿気も抑えられ、カビ・ダニの害のリスクを大幅に減らすことも出来ます。
もちろん、掃除の手を入れる余裕も増す。
そして万一、新しいモノの収納の必要性が生じたときにも、これでとりあえず「仕舞う」ことが、できるわけです。



>>>理想はスカスカ・収納エリア!
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