ホントは物欲から解放されたいんだけど…。それは、かなり、難しい…。 |
テク4 あふれたモノの種類・傾向を把握。人に譲れるもの、売れるもの、売れないもの、捨てるべきだが捨てられないものに分ける!
あなたや家族の誰かが服道楽なら、おそらく「多量にあぶれ」るのは洋服や靴の類でしょう。最初の子どもに親戚中から贈りものがなされたのなら、もう使わないオモチャ類。「とにかく捨てられない」あなたの場合は、高校時代に着ていたTシャツまで手元にあるかもしれませんね。電化製品好きの人は空段ボール箱なども後生大事に持っていそうです。全巻もののマンガや歴史小説も、本棚に収まりきれずダンボールに詰まっていますね。スポーツ雑誌のバックナンバーもそうやすやすとは捨てられません。でも収納し切れません。どうする?!「あふれたモノ」が手放せるモノであれば、どんどん手放しましょう。その際、友達などに譲れるもの(子どものお下がり服や、欲しがっていたマンガなど)、オークションやフリマで売れるもの(比較的綺麗なもの)はさきにまとめてしまいます。更に、売れないもの(お風呂で読んでしまった本など)、捨てるべきだとは思うけれど、どうにも捨てられないもの(高校時代の制服など)を分別します。45リットルのゴミ袋に入れる・ヒモで括るなどどんどんまとめてしまいましょう。
売れないもの(捨てるもの)は早々に、直近のごみ収集日に出してしまうのが肝要です。手元に残せば必ず「もったいない」に負けてしまうからです。「捨てるベキ、でも捨てられナイ」として分けたもので、収納できそうなものは収納しても良いでしょう。けれど「古すぎて虫がついていそう」「カビが生えているかも」などの場合は衛生的に、それだけ別にしておく必要があります。
「捨てるベキ、でも捨てられナイ」の中には、「段ボール箱」などもありますね。実は我が家でも悩みのタネです。オーディオやHDDレコーダの段ボール箱を夫が大事に取っています。当然かさばります。部屋に積み上げています。鬱陶しいです!!! でもこれら「いつか必ず必要になって使う」ものなんだといいます。売るときとか…。でもそれっていつ? とも思います。
「捨てるベキ、でも捨てられナイ」あぶれたモノ、というのが実は「不要物処理」的には最大のガンです。これをヤッツケルには、更なる力技が必要です。
テク5 あふれたモノ、本・雑誌は、敢えて「通り道に置くテク」で見据えよう!
「捨てるベキ、でも捨てられナイ」モノの多くは、「捨てられない」と思っている人以外にとっては本当にどうでもいいモノであることが殆どです。段ボール箱しかり、雑誌のバックナンバー然り、思い出の制服然り…。そういうモノは、とにかく「捨てられない」と言っている人の目に日々触れる場所に置いて置く事です。本や雑誌なら積み、段ボール箱なら並べ、廊下や居室の目立つところに敢えて置きます。見据えます。だって、「そこにしか、最早置くところはない」のです!!! 捨てるべきではない、必要なモノの置き場は既に埋まっています。さあ、でもそんなふうに積まれていては「スッキリ、さっぱり」なんて絶対実現しようもありませんよね!?
「それ」がある限りは無理です。そう、無理だということから逃げないこと。「それ」はそれほど必要なモノかと常に考え続けること。そういうふうにモノを家に置くということ、置くことになった原因である購買活動について思い返すこと。
…よほどの神経でない限り、「そこ」に、いつまでも置き続ける事はできません。処理・処分するまでの期間は、然程長くはならないはずです。
テク6 あふれた冬物衣類は、「クリーニング保管サービス」へGO!(できる?)
同様にあぶれた衣類、とくにかさばる冬物衣類については、思い切ってクリーニングついでにシーズン保管のサービスを受けられることをおすすめします。これは、コートや毛皮などをプロが適切な環境で、着るまで預かってくれるサービスです。当然、一着あたりクリーニング料金に加えて保管料金がかかり、家のクローゼットで保管するのに比べてかなり割高です。でも、それだけのコストをかけるにふさわしい服か否か? この機に判別することで「要・不要」がシビアに浮き出てくるのではないでしょうか。その服、GOできる服ですか?
空が広いから、感じる開放感。 |
テク7 「要・不要」を判断する価値観は不動ではないことを再確認する!
今だからこそ「うっとうしい!」と思うその不要物も、買った当初は「いいもの!」「うれしい!」と思える、要るモノだったはずです。同様に、今「ぜったい捨てられない!」と思うようなモノでも、1年後には「そうでもない」モノになる可能性が多々あるのです。さきに「不要物処理のガン」と書いた「捨てるベキ、でも捨てられナイ」モノも、いずれは「どうでもいい」モノになり得ます。なります。そしてその「時」が来たら、速やかに手放すことが大事です。
この時、「でもやっぱり…」と手元に残してしまうアヤマチだけは避けなければなりません。ですから、今、手放せるモノは今! 手放さなくてはならないのです。真夏ですからかさばる衣類や紙モノを見ただけでもゲンナリしてきます。この生理的なゲンナリ感をたいせつに! 住まいの不要物処理に、シビアに当たってください。
私たちの五感の中で、やはり「目」から入ってくる情報は甚大なものです。ほんの少しでも、あいた空間のある住まいの印象は「すっきり、サッパリ」に近づくはず。だってリゾートで行く山でも、川でも、海でもとにかく! 豊かな空間の広がりによる開放感を味わうことでリフレッシュするわけですから…。
さて、夏真っ盛り、夏休み真っ只中となる【8月】のハウスケアはお盆ということもあり、住まいのスピリチュアルエリアのお手入れについてお話したいと思います。それでは、良い夏休みを…!