掃除/掃除関連情報

梅雨の浴室ケア・10の法則

今年も早いもので…もう入梅。これから夏にかけて、住まいの水周り(特にお風呂!)はヌルヌルしたりカビが生えたり臭くなったりと受難の季節です。ここを乗り切るために押さえておきたい10の法則!伝授します。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

ふろ
入浴は娯楽…といってもいい。でも、臭くて汚いお風呂に入るなんて、まっぴら!

蒸し暑いような、肌寒いような、どっちつかずの梅雨どき。入浴はシャワーで済ませたい日もあれば、湯船に浸からないと風邪をひきそうな日もあって、浴室掃除の頻度もどこか不規則的になりがちです。

でも、この時季の浴室ケア如何で、あなたの家の浴室の寿命は決まる! …と言っても決して過言ではありません。高かったり低かったりと不安定な気温、全体を通して高い湿度、使用頻度の高くなる浴室周りの機器たち…。
浴室の悲鳴が聞こえてくる前に、一日の終わりの気持ちよい入浴のために! さあ、今月もお掃除いたしましょう!



【INDEX】
■法則1 浴室の汚れは入浴人数に比例する
■法則2 浴室の汚れはモノの数に比例する
■法則3 換気扇を止めて、はじめて分かる「臭い=汚れ」と認識する
■法則4 掃除用具がいちばん不衛生?! だから掃除用具を一番衛生的にする
■法則5 多機能な浴室ほど汚れやすい
■法則6 入浴目的以外の使用をする浴室ほど汚い ■法則7 汚れは下に、下にたまる ■法則8 水をかけてもカビは生える ■法則9 「ふた」が浴室の美醜を左右する(ふたをとるか、浴室全体をとるか) ■法則10 浴室掃除頻度はできるだけ高く 頻度が高いほど美しさは保たれる



法則1 浴室の汚れは入浴人数に比例する

当たり前ですが、入浴する人数(家族数)が多ければ多いほど浴室は汚れます。一人暮らしの人にお風呂掃除をあまりしない人が多いのもある意味、理にかなっているのです。(最近はないと思いますが、昔は老夫婦が2、3日お湯を抜かずに「焚てかえ」して入浴するのは珍しいことではありませんでしたし)
2人家族より4人家族の方が、浴室掃除全体の頻度を上げる必要があるのです。


ふろ
「観葉植物」もカッコイイことはカッコいいけど、綺麗な状態を保つには少し神経を使います。

法則2 浴室の汚れはモノの数に比例する

浴室に何が置いてあるのか、一緒に数えてみましょう!

風呂イス 洗面器 浴用タオル スポンジ 垢すり 石けん シャンプー リンス コンディショナー ボディシャンプー シェービングフォーム 髭剃り 軽石 浴室ラジオ 風呂読書用文庫本 etc...etc...

モノの数が多いほど、浴室は汚れやすくなり、またカビも生えやすい状態になります。家族の分だけ違う銘柄のシャンプーを使っている・子どものオモチャが複数置いてある・本が積んである(それは我が家!)などという場合は、特にまめに「モノの底」を清拭するように気をつけなければなりません。


法則3 換気扇を止めて、はじめて分かる「臭い=汚れ」と認識する

「浴室の換気はしっかりと」と言われることから、24時間換気扇を回しっぱなしにしているお宅も多いことでしょう。それ自体は正しいことなのですが、そのせいで、浴室の「臭い」がよく分からなくなりがちです。換気扇を止めて1時間後に、浴室のニオイを確認してみましょう。そこで「どうも臭う…」場合は、確実にどこかに汚れの巣窟があります。鼻を利かせて探し出しましょう。


法則4 掃除用具がいちばん不衛生?! だから掃除用具を一番衛生的にする

浴室内で最も細菌数が多いのは床、次に掃除用具(スポンジなど)というデータがあります。(床については後述しますが)ほんらい浴室を清潔にするために存在しているはずの掃除用具が細菌の菌床とは皮肉というか、虚しい話ですよね。
スポンジは一見便利ですが、絞ってもそれほどすっきりとは水が抜けなかったり、内部までなかなか乾燥しづらかったりして、特に梅雨のような季節に衛生状態を保つのはかなり難しかったりします。
スポンジ=浴室の掃除用具、という認識はいつからはじまったのか定かではありませんが、ここでその固定概念を覆してみては。スポンジに代わるオススメの掃除用具は「ふきん」。騙されたと思って洗剤をつけてこすってみてください。スポンジではなく布でも特に不自由はないはずです。むしろ使用後すすいだ後の乾燥は格段に速い! 洗剤ではなく、石けんで掃除する人なら、普通に洗濯機に入れてしまっても大丈夫です。 


法則5 多機能な浴室ほど汚れやすい

ここ数年の新築一戸建て・マンションに、かなりの頻度で取り付けられている「浴室換気乾燥機」機能。特に梅雨どきや、真冬など洗濯物の乾燥が難しい季節に、(これも家族数が多いほど)フル回転して家事を助けてくれる頼もしい機能です。
しかし、この「浴室換気乾燥機」を使用すればするほど、換気扇部分の換気フィルターには布ホコリが付き、乾燥機の季節が終わった後にはカビの温床になりやすくなります。また最近では浴室内でサウナが楽しめたり、テレビのあるタイプも人気ですが、さまざまな機能があるほどその機能に関する掃除箇所は増えますので、注意しなければなりません。
「浴室換気乾燥機」についての記事はこちら→「使える! 浴室換気乾燥機」(住まいを考える)



次ページ→「法則6 入浴目的以外の使用をする浴室ほど汚い」
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます