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初夏の窓・ケア・メソッド(3ページ目)

「窓が汚くても、カーテン閉めれば気にならない!」ってホントに? 爽やかな季節、窓を開け放つたびに目に入る薄汚れた窓…。さあ気付いてしまったら、掃除のし時です。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

曇りガラスや、珍しい形状の窓の場合

「窓」とひとくちに言っても、その形状は昨今、さまざまなヴァリエーションにあふれています。一枚ガラスのありふれた履き出し窓(横引き窓)もあれば、それが複層のガラスだったり、ガラスに模様が入っていたり、出窓でもアールになっているものもあれば多角形のような形状もあり、また古風な上げ下げ窓やルーバー窓……エトセトラ、エトセトラ…。さてそんないろいろの窓に、一通りのそうじ方法で対処できるのでしょうか? 

結論から言えば、基本のやり方に準じて、各家庭で応用を加えていってください。ただ、ハシゴを使わなければ掃除できないような2階、3階の窓外部などはできれば専門業者に委託したほうが良いと思います。

緑
窓が曇っていては、風光明媚な借景も台無しです。


基本の窓ケア方法

1.用具を準備。

・綺麗な水を入れたバケツ
・スポンジ(使い捨てのメラミンスポンジでも可。メラミンスポンジの場合、網戸そうじも同時に簡単にできます→詳細は『網戸掃除はメラミンスポンジで!(住まいを考える)』を参照)。
・手ごろな大きさに切った古着など、ぼろ布
・セスキ炭酸ソーダか重曹の水溶液スプレー、酢かクエン酸の水溶液スプレー(あれば)

2.掃除の手順。

・汚れが少ない場合。
→酢かクエン酸のスプレーを窓にまんべんなく吹き付け、ぼろ布で上→下に、規則的に拭き清めていく。スプレーがなければ水でぼろ布を湿らせ、同様に拭く。屋外、屋内とも同様。

・汚れがひどい場合。屋外。
→セスキ炭酸ソーダか重曹の水溶液スプレーを窓に拭きつけ、すかさず水をたっぷりしみこませたスポンジで、上→下に向かって、規則的に拭き「下げて」いく。ついでにサンなども拭いてしまうとよい。その後、酢かクエン酸のスプレーを拭きつけ、液性を中和させ(これをしないと、白っぽい曇りが窓についてしまう)つつ、ぼろ布で拭き清める。拭きあがりを確認しながら、場合によっては再度、乾拭きする。

・汚れが酷い場合。屋内。
→スポンジやぼろ布を軽く湿らせ、汚れの酷い部分のみにセスキ炭酸ソーダか重曹の水溶液スプレーを噴射、ピンポイントで拭き清める。クレヨンや糊などのしつこい汚れには、メラミンスポンジで同様に拭く(こする)とよく落ちる。
その後、酢かクエン酸のスプレーを窓全体に吹き付け、ぼろ布で上→下に規則的に拭き清めていく。

※スポンジ類は適宜、綺麗な水で洗いながら。
※ぼろ布は使い捨てていった方が面倒が少ない。ついでに、ベランダの床掃除などして活用しても良いでしょう。



いかがですか? 透明な窓の元、たたずんでいると、まるで自分のココロまでもが透き通っているような気がしてきませんか……? …気のせい? 


次回は6月のハウスケア。
透き通ったココロ…にふさわしい清潔なボディ…を整えるのにふさわしい『浴室ケアの法則』をお届けいたします。お楽しみに!

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