“一台三役”といわれる浴室暖房乾燥機。暖房のほか、衣類乾燥、浴室乾燥の機能があるものです。
なかでもこの中の暖房機能は、主に高齢者のヒートショックによる血圧の変動を防ぐなどの効果が強調されています。
とはいえ、若い世代的にはヒートショックはあまり気にされたりしないものでもあります。フニワラ(妻)も、暖房機能はあまり必要でないのではないかとずっと思っていました。
しかし! お産により『1ヶ月間、浴槽に浸かってはイケナイ』と病院で言われたフニワラ(妻)にとって、この暖房機能は福音になったのです! 『シャワーは可』とは言っても冬です。はっきり言って冷えてしまう。髪を洗うときなど暗澹たる気持ちになってしまいます…。
でも、暖房機能で浴室内をホカホカに暖めてさえ置けば! シャワーだけでも寒くないんです! 夏のように時間の都合でさっと入浴を済ませてしまいたい日や、他の家族が入浴しないのでお湯がもったいない時なども、これなら躊躇なくシャワー入浴することができます。浴室暖房は、高齢者のためだけにあるのではないんですね。
また、冬場はぴんとこなくなりますが、浴室内の湿気は、カビや悪臭の原因になってしまいます。冬でも、浴室にはカビが生えます。
気温の低い冬場は、それでなくても結露しやすいうえ、換気扇だけでは完全な水分の蒸発は期待できません。その際、浴室乾燥機能がものを言います。からっとした浴室を維持することができるのです。これは、ひいては住まい自体を傷ませないことにもつながるのですね。
■コストはどうなる???
フニワラさんちの場合、「建物はマンション、ユニットバス、浴室には窓ナシ、浴室の大きさは1200×1800、浴室暖房乾燥機のシステムは、東京ガスのTES」という条件になります。この場合のおおよそのランニングコストは、4キロの綿シャツを冬場、乾燥させた場合約「80円」とのこと(乾燥時間は約135分)(東京ガス配布の冊子を参考)。
ランニングコストは浴室の大きさのほか、ユニットバスか在来工法か、窓ありかなしか等の条件によって左右されていきます。またフニワラさんちのようなガス温水式か、電気式かなどによっても乾燥時間やコストは変わってきます。
コストを考え、どのような浴室暖房乾燥機を利用するかは、導入・購入の際に、住まいの条件によって検討することが大切。とはいえ、おおよそ「一回100円ぐらい」と思っておくと簡単かもしれません。
でも、使い始めてしまったフニワラ(妻)にとって、既に浴室暖房乾燥機はなくてはならないものになりつつあるようです。
「冬中、イケイケ! で使いまくろうっと!!!」
……あ~~~~~、フニワラ(夫)が青くなっていますよ!
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