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インフルエンザに好かれる住まい(3ページ目)

なんでか分からないけど、毎年インフルエンザに罹っちゃう!そんなお宅はありませんか? 今回はそんなインフルエンザに好かれる住まいの潜入レポート! 決して我が家ではありません……?!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド


(1) 冬の暖房は適温で。寒さへの抵抗力を失わないようにしよう!
※インフルエンザウィルスは高い気温に弱い。でも適温は20~25℃。部屋を暖めすぎると、外気に当たったときの体温調節がうまく行かなくなる。

(2) 部屋の気温格差が大きいと、汗をかいたり、冷えたりしがち。汗が冷えると、体温が奪われてしまう!
※部屋間の気温格差は、ヒートショックと呼ばれる症状(血管の急激な収縮や血圧の上昇)を招き、お年寄りには命取りにもなる。ゾクっとしたら赤信号。

(3) 寒さ・乾燥はインフルエンザにとって温床!
※インフルエンザウィルスは、気温が低いほど活発に活動する。
ウィルス生存率の実験では、気温10度・湿度20%では6割以上が生存、気温10度湿度50%では4割が生存、気温32度湿度80%では全滅するというデータがある。ただし湿度を上げすぎることによって、カビやダニの被害も出てくるので注意が必要。湿度は55%前後が目安。

(4) 厚着をしたり、厚着をしたまま寝ると抵抗力が弱まる!
※着膨れて汗をかいて、汗が冷えると体温が奪われるモトに。寝るときはパジャマなど薄着で寝られるような環境で。

(5) 外出に着たコートなど、上着は外で充分ホコリを払い、家の中では着回さない! ウィルスが付着しています!
※寒いからといって、外で着た上着を着たまま家の中で動き回らないようにしましょう。上着はよく払ってから家へ。不特定多数のひとと電車の中などで触れ合うヒトは特に注意!

(6) できるだけ掃除はマメに! 家の中のホコリが、咽喉をいため、気管をいため、ウィルスの付着を呼ぶ!
※寒いとなかなか掃除が出来ないもの。でもせめて換気なども兼ねて1週間に1度は部屋の掃除を。

(7) 湿った布団は病気のもと!
※インフルエンザウィルスは冬の直射日光でも20分で死滅するといわれます。できるだけ布団は直射日光に当てて。まくらも忘れずに。干せない場合は、布団乾燥機などで、ふとんの湿気は取るように心がけましょう。




…どうでしたか? あなたのお宅も、インフルエンザに好かれちゃう住まい?!





参考:
 『ポピュラーサイエンス インフルエンザと戦う』 梅田 悦生著 裳華房
 厚生労働省インフルエンザ対策キャンペーンホームページ
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