日本初上陸!シャングリ・ラ ホテル 東京
どうなる?東京のホテル業界
シャングリ・ラのDNAともいうべきシャンデリア。エントランスで総量590kgの迫力に圧倒される |
繊細で可愛らしい印象のチャペル。2009年のウェディング市場でも話題になるはず |
担当ディレクターの質問は主に客室料金のダンピングについての分析。「なぜ、いま都内の高級ホテルのダンピングが起っているのか?」という質問だ。これには長い説明を要する。一般的には、世の中が不景気というのが最大の理由という構図である。ところが、ガイドの認識というのはいささか異なる。
確かに大不況と円高のダブルパンチでホテルから(特に海外からの)お客が遠ざかっているのは事実であるが、それが即ダンピングという現象には繋がらない。もう数年前からホテル業界では『イールドマネジメント』という考え方が徹底され始めている。これは、空室になるのなら幾らかでも客室売り上げにするという考え方だ。
この考え方は、航空ビジネスの座席販売を模範としているようだが、この考え方はそれなりの説得力がある。それでも定価の50%割引というケースになれば、「ホテル業界も大変なんだな」ということになってしまう。
2009年3月2日オープン!シャングリ・ラ ホテル 東京
エントランスで迎えてくれるのは象徴的なシャンデリアとチャーミングな女性 |
ハード面では幾つかの特徴が挙げられる。コンプレックス(複合型)の出店だけに、ビル全体がホテルというわけにはいかないが、1階のグランドフロアーには赤いユニホームを着たチャーミングな女性が立っている。さて、ここから28階のフロントロビーまで高速エレベーターで一直線。
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