ガイドが直伝!
絶対にバーテンダーと仲良くなれる方法

カクテル
季節にあったカクテルを選ぶというのも、ホテルのバーを楽しむコツ
まず、カウンター席に案内されたら、間髪入れずに、「評判、聞いてきました。素晴らしいカクテルを作ってくれると」。「これって嘘じゃん」、という声が聞こえるが、これが正解。

バーテンダーも人の子、褒められて悪い気はしない。「本当ですか?褒め殺しですか」と返ってくるかもしれない。

そう、褒め殺しが最上のテクニック、これをして「ホテルを10倍楽しむ法」となる。何故かと言うと、サービス業の基本は互いをリスペクトすること。リスペクトのより具体的な表現が「褒める」という行為になる。嘘、と思うなら、是非、実験をして欲しい。間違いなくホテル滞在のどのシーンでもワクワクするような楽しさを体験することになる。

ホテルニューオータ東京、最近大規模なリノベーションを実施したので見違えるような素敵なホテルに生まれ変っている。ここの本館にあるメインバー「カプリ」、ここはガイドのベストホテルバーの一軒。小森谷弘さんという名バーテンダーがいつもスマイルで迎えてくれる。バックバーにはポール・アイズベリの連作絵画「カプリ島シリーズ」7点が飾られていて、ちょっとヨーロッパのホテルバーを連想させてくれる。

小森谷さんはHBAが年に一度開催しているカクテルコンペテションでグランプリを獲得した名人で、その技は多くの常連客を魅了している。

カクテルはネーミングが大切。スタンダードカクテルでもあるドライマティーニやサイドカーといったものからリゾート地から生まれたシンガポールスリングのようなトロピカルカクテルまで、それぞれに秘められた伝説と物語がある。カクテル名と実際の味や香りがリンクしなければ“名前負け”ということになる。生涯に一度、自らがネーミングしたカクテルをプロのバーテンダーに創作してもらうというようなシーンが訪れることを……。

次のページでは、ぜひとも使いこなして欲しい渋谷のおすすめホテルバーをご紹介しよう。