ホテル日航東京が手がける大リノベーション
お台場という立地柄、シティとリゾートの2つを楽しめることが魅力 |
幻想的な雰囲気に包まれたガラス張りのチャペル、ルーチェマーレ |
そこで今後のプロジェクトでフォーカスしてみたいテーマを幾つか紹介してみよう。
オリジナルローズオイルが誘うパラダイス
ホテル日航東京が都会のリゾートであることを決定付けるスパスイート |
東京湾の夜景を独り占めできる屋外ジャグジー |
トリートメントにはオリジナルローズオイルの提唱者である日下部知世子氏を起用している。独自に開発されたローズオイルは、オーガニックダマスクローズから水蒸気蒸留で抽出された希少価値の高いエッセンシャルオイルだ。
なお、日下部女史は、フランスのアロマテラピーの父と呼ばれる故ジャン・ヴァルネ博士の哲学を学び、長きにわたり後継者マダムティフィーヌに師事。2001年ヴァルネ夫人より正式な継承者として認められる。フランス・マダガスカルなどでアロマテラピー(芳香療法)・フィトテラピー(植物療法)を学びヨーロッパの著名な自然療法を実践する多くの研究者と共に活動を行なっている。
また、注目すべきはスパスイートが新設されるというニュース。従来のスパスイートの位置付けとは異なる、都市型ホテルでは国内初の宿泊機能付のスパスイートが誕生する。
広さは80m2。大人のリブ・ラグジュアリー(人生を楽しみ、自らを輝かせて生きるという考え方)を贅沢に体現できる特別な場所になるだろう。
レストラン&バーもリニューアルオープン
グリル&ワイン「タロンガ」のメイン料理一例。ホテルでこそ味わいたいグリル料理 |
このように、ホテルのリノベーションはどこでも定期的に行なわれているが、やはりポイントになるのが戦略性。「ホテル日航東京」の場合はどう分析したらよいだろうか。次のページで解説しよう。