インスペクターとしてホテルニューオータニ東京をみる
「ホテル イン ホテル」という新発想のラグジュアリーホテル、禅 |
チェックインは、特別フロアーのカウンターで。センスの良いラウンジでのチェックイン時には、間髪を入れずにドリンクサービスが受けられるのだが、その間ニューオータニのリピーターかどうかのチェックを選任スタッフが行なっている様子だ。
現代フランスを代表すると言っても決して過言ではない、天才ピエール・エルメ |
4ミールサービス(無料で時間帯ごとにメニューを変えてサービスしている)の内容はスナックからオープンサンドまで多彩な構成。飲み物も上質なメニュー構成で、ワインやスピリッツ、ウィスキーまでセンスを窺わせる。
フルウィンドウの客室で、高層の夜景とは一味違う景色が楽しめる |
ティーバッグの日本茶はブランド日本茶で有名な「一保堂」を採用するなど、きめ細かなところでインパクトのあるマーケティングを行なっている。
客室のハード面では、窓枠にエアーコンディショナーを配備してフレッシュエアー(外の空気を取り込む空調システム)が取り込めるようになっているのは、海外の高級ホテルではスタンダードなので、これは重要なインスペクションテーマとなる。
世界的に言われている、ホテル全体のインスペクション項目は平均で400項目にも及ぶ。だがその場合の対象には、客室、レストラン&バー、宴会場、ロビーなどのパブリックスペース、駐車場、プール、テナントなどが含まれる。今回の場合はレストランの対象が少なかったので、チェックすべき項目は全部で276項目と言えよう。
ここだけは見ておきたい、10のポイント
ここでホテルゲストになった時に注目して頂きたい「10のポイント」を挙げてみると……。1. ホテルに電話をした時にコール3回以内で電話に出たか
2. 館内のレストランをはじめとする各施設について精通しているか
3. “本日のイベント”をどの部署のホテルスタッフでも熟知していたか
4. 客室の空調は正常に稼動しているか
5. 枕のリクエストに3種類以上で応えてくれたか
6. バスルームのリネン類(タオル)の追加で満足すべき量が提供されたかどうか
7. ルームサービスが10分の誤差以内でデリバリーされたか
8. クリーニングの仕上げが指定通りに仕上がっているかどうか
9. レストランの予約が希望通りに取れたかどうか
10.忘れ物の連絡が3日以内に届いたかどうか
ホテルに泊まる際に、是非ホテルのインスペクターになった気分で、いろいろとチェックをしてみるのも新しいホテルの楽しみ方になるのでは。
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