ダイレクトボタンが使えなくなってしまう?
マクロやホワイトバランスなどを切り替えるときに、いちいちメニューに入ってから機能を選択して切り替える……という作業が必要になってきてしまうのだ。▲側部(カメラモードでは上部)には専用のシャッターボタンが用意されている。 |
ダイヤルボタンが見えている状態では、ショートカットキーとしてダイヤルボタンを使用できる。
たとえば手ぶれ補正機能(6)、マクロ機能(*)、撮影用ライト(#)のon/offなどがダイヤルボタンで切り替えることができる。
▲ダイヤルキーにはカメラ機能のショートカットキーが割り振られている。*でマクロのon/off切り替え。 |
メニューでも同等のことが行えるのだが、このメニュー切り替えがどうしても軽快とはいえないレベルにある。
▲メニューで切り替えができるが、反応速度が今ひとつ……。 |
特にマクロ機能のon/offがメニューからしかできないことは、使い勝手に大きく影響してしまう。
そこで推奨したいのは、カメラ機能を起動させてからはほんのちょっとだけ液晶画面を開いて指をつっこむというやり方。
これならばシャッターを使った普通のデジカメ的な撮影方法ができる上に、マクロや撮影用ライトの切り替えも手軽にできるのだ。
EXILIMケータイはどこまでデジカメの使い勝手に迫れる?
さて、画質は後回しにするとして、EXILIMといえば素早い起動や連写機能といった軽快な使い勝手が取り柄。EXILIMケータイにもそのあたりは引き継がれているのかが気にかかる。というか、すでにメニューの切り替えが遅いと書いてしまっているので気がついてる読者も多いだろうが、やはりケータイのカメラ機能であることには変わりはない。
画像の保存やメニュー動作などは軽快とはいえない速度である。
しかし、これはデジタルカメラとして見たときの速度であり、ケータイのカメラ機能としてはそこそこの速度であるとはいえるだろう。
なお、メモリーカードにはケータイの標準となっているmicroSDを採用。とりあえず、手元の512MB、1GB、2GBのカードは問題なく読み書きできた。
▲もはや携帯電話用としては標準ともいえるmicroSDを採用している。 |
その他に内蔵メモリが100MBほど用意されているが、こちらはアプリのインストールなどに使い、microSD側に画像ファイルは保存するべきだろう。
最高画質で1枚あたり2MB以下なので1GBのmicroSDであれば500枚ほど撮影可能だ。
さて、EXILIMのブランドを冠されていることもあり、やはり気になるのは画質だ。
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