エントリーモデルにも手ぶれ補正機構を!
最大の難問は手ぶれ補正機構がついていないことだった。これまで手ぶれ補正機構は比較的高価なデジタルカメラにしか搭載されていなかった。比較的、気軽に買えるレベルである2万円台のデジタルカメラ――乾電池デジカメの主戦場――にはほとんど搭載されてなかったといっていい。
乾電池採用のデジタルカメラはその多くがエントリーモデルであるという事情もあって、ほとんど手ぶれ補正機構は採用されてこなかった。
▲このクラスへの手ぶれ補正機構搭載に先鞭をつけたのはLUMIXだ。 |
しかし、手ぶれ補正機構に不可欠なジャイロセンサが大量生産によって安価になったこともあり、去年の冬モデルあたりから乾電池採用モデルでも手ぶれ補正機構が投入されるようになったのだ。
現行機種で乾電池2本採用モデルでかつ、手ぶれ補正機構が搭載されているものは以下のもの。
・松下電器 LUMIX DMC-LZ7
・松下電器 LUMIX DMC-LS75
・キヤノン PowerShot A710IS(商品情報ページ)
・キヤノン PowerShot A570IS(商品情報ページ)
・ニコン COOLPIX L12
・リコー Caplio GX100(商品情報ページ)
*乾電池4本採用のモデルは割愛している。
3倍、4倍、6倍ズーム。そして高級機と選択肢はそれなりにある。
GX100以外に広角ズームに対応している機種が今のところ見あたらないのが残念だが、エントリーモデルが多い(広角レンズは高価になってしまう)ため、やむを得ないところだろう。
そして、もうひとつ大きなオススメできない理由がある。しかし、ある製品によってそれはほぼ解消された。
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