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オリンパス E-510 ベータ版 実写画像速報

オリンパスE-System第2章の第2幕。ボディ内蔵式の手ぶれ補正機構を搭載したE-510のベータ版実写画像速報です。その補正能力はシャッター速度4段分相当という桁外れの実力といわれていますが……。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

E-510 ベータ版 実写画像速報

E-510のベータ版をお借りすることができたので、さっそくいつものように実写画像をお送りしたい。

オリンパス
E-510
予価 120,000円前後
07年7月発売予定

今回使用したものは製品版以前のベータ版であるため、まだまだ画質に関してはチューニングが施されるはずだ。
ただし、動作はほとんど安定した問題のないものであったことは書き加えておくべきだろう。
基本的な動作はE-410(レビュー)のそれに準じているように感じた。

左がE-510、右がE-410。E-510のほうが一回り大きい。

また、E-410との最大の差異になっているボディ内蔵式の手ぶれ補正機構だが、公表スペックでは4段前後の補正効果があるとされている。
これはこれまでのデジタルカメラにおいて最大の補正効果を持っているということになるのだが、その看板に偽りはないと感じた。

E-510では十字キーにダイレクトボタンが割り振られているところも差異として挙げられる。

何度か書いているように、手ぶれ補正機構の効果においては客観的なテスト方法が確立されておらず、それぞれのユーザーによる感触、すなわち主観的な感想でしかない。
それでも、筆者はα100やK10Dなどのボディ内蔵式の手ぶれ補正機構や光学式手ぶれ補正などさまざまな機械式手ぶれ補正機構を触ってきた。
その中でもほぼベストといえる補正効果があると言っていいだろう。

【追記】 07/06/01
どのていどの補正効果があるのか知りたいという声があったので、二枚ほど画像を追加してみた。

40-150mmで撮影。 40-150mmで撮影。

実画像は微妙に手ぶれている。それはまあ、筆者の腕もアレなので許してほしい。
ただ、この画像が300mm相当で1/30秒、1/20秒、かつ完全に手持ちで(こちらの記事でやっているようなテクニックは一切使わずに)撮影されているとしたらどうだろうか。
どれだけの効果があるか、理解していただける画像ではないかと思う。
- 追記ここまで -

なお、手ぶれ補正の効果における「○段の補正効果」という言葉の意味は、こちらの記事を参照していただきたい。

どちらも本体+バッテリー+標準ズームレンズ+メディア(xD)で計測。

E-510とE-410を横から比べたところ。グリップがかなり大振りなのが分かる。

製品版が入手できた際には、レビュー記事の掲載を予定している。告知はメールマガジンにて行っているので、デジタルカメラガイドのトップページのガイドメールマガジン登録からでメールアドレスを登録していただければ、いち早く情報をお伝えできるはずだ。

E-510 ベータ版実写画像

(クリックで実画像を表示します。記述のないかぎりプログラムモード使用。画像モードは10M/HQ。使用レンズはキットレンズのZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6/40-150mm F3.6-5.6)

薔薇
(F5.6 1/200秒 ISO100 86mm相当)
40-150mmで撮影
ヒナギク
(F10.0 1/250秒 ISO100 56mm相当)
ミツバチ
(F5.6 1/100秒 ISO100 84mm相当)
寄り切れてない……。
テンプレコーヒーカップ
(F5.6 1/5秒 ISO400 42mm相当)
いつものようにホワイトバランスでの撮り比べ。これと同じ条件となる1/5秒で数枚撮ったが手ぶれはほとんどなかった。
日比谷公園
(F5.6 1/200秒 ISO400 106mm相当)
かなり曇が厚かったためISOが上昇している。40-150mmで撮影。
日比谷公園の猫
(F4.1 1/100秒 ISO200 90mm相当)
40-150mmで撮影。
ベンチに留まるカラス
(F5.6 1/60秒 ISO400 84mm相当)
カラス以外がトビ気味に見えるが、これはカラスの身体部分でスポット測光しているため。
街灯
(F4.7 1/50秒 ISO200 50mm相当)
逆光気味だったため、+1.3EVで撮影。
水上バス ヒミコ
(F4.5 1/500秒 ISO100 44mm相当)
ヴィーナスフォート噴水広場
(ISO100-1600)
いつものISOによる撮り比べ。


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