露出補正で明るく写そう
さて、今度はまずは写真を見比べていただきたい。▲写真7 |
▲写真8 |
ほぼ同じ構図のバストアップ……だが明るさが違う。
これは露出補正(用語解説)を施しているのだ。
写真7はデジタルカメラのフルオートで撮影した画像だが、写真8は露出補正で+2/3(+0.7)EVを施している。
俗に『肌が白いは七難隠す』などという。
基本的に明るめに写すと喜んでくれる女性が大半だ。
やりすぎはよくないが、このていどであれば許容範囲ではないだろうか。
足を長く見せるためには……
さて、最後に全身のポートレートを撮影する際の基本的なアングルのお話だ。▲写真9 |
▲写真10 |
カメラの設定などはまったく同じ。
唯一違うのはアングルだ。
写真9はカメラを目の高さに構えて撮影したもの。写真10はひざ立ちになってややローアングルから撮影している。
ローアングルで撮影すると──
1)足が長く見える
2)頭が小さく見える
──という効果がある。やはり、足が長く見えるほうがよりよいだろう。
といったわけで、ざっと初歩のテクニックを書き連ねてみた。どれも特別な機材を必要としないものばかりなので、ぜひ一度使ってみていただきたい。