デジタルカメラ/デジカメ関連情報

美しい記録を残すためのポートレート撮影術(2ページ目)

ポートレート撮影というと、レフ板やら照明やらといろいろな機材が必要になるので敷居が高いと感じるかたも少なくないはず。でも、ちょっとした工夫さえすれば機材がなくてもきれいな写真は撮れるのです。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

フラッシュの影落ちはこうして防ごう

いきなり屋外で撮影するのは照れくさいので、最初は室内で……ということになるのが自然の成り行きではないだろうか。
室内ではなかなか明るさが稼げないのでフラッシュを使って撮影ということになるが、フラッシュを使っての撮影で気になるのが影である。
フラッシュは強力な光源となるので、どうしても影が落ちてしまうのだ。

本格的なポートレート撮影ではできるかぎり光を散らしたり、複数の光源を使って影が落ちないようにしている。
しかし、そういった機材なしでもちょっとした工夫で回避することができる。
なにはともあれ画像を見ていただこう。

写真3

写真4

上の写真では顔のすぐ横に影が出てしまっている。これはなかなか気になるところだ。
一方、下の写真では顔の横には影は出ていない。

秘訣は180度回転させること

多くのデジタルカメラでフラッシュはレンズの上についている。
写真3では縦位置にしたときに、フラッシュが右側にくるようにして撮影している。
右側からフラッシュが光っており、その結果として向かって左側に影が落ちているというわけだ。

そこでカメラを180度回転させて、左側からフラッシュを発光させたのが写真4になる。
こちらでは向かって右側に影が落ちているのだが、顔の横にはきていないのでさほど気にはならないのだ。
被写体が左を向いている場合は、また逆に回転させればいい。

また、室内でも太陽光が入る時間に撮影してもらうとかなり雰囲気が異なってくるので、こちらもオススメしたい。
次にバストアップ以上で気になるキャッチライトのつけかただ。
Page3へ)
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 9
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます