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美しい記録を残すためのポートレート撮影術

ポートレート撮影というと、レフ板やら照明やらといろいろな機材が必要になるので敷居が高いと感じるかたも少なくないはず。でも、ちょっとした工夫さえすれば機材がなくてもきれいな写真は撮れるのです。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

機材なしでポートレートをきれいに撮影してみよう

美しく思い出を残す方法とくれば、やはり写真だろう。
同じように残るのであれば、より美しく撮影できればそれに越したことはない。
といったわけで今回はポートレート撮影を主題としてみよう。

ポートレートというと、やれレフ板だ、やれライティングだのといろいろと機材が必要になると考えられる読者も多いのではないだろうか。
たしかにそういった機材は効果的ではある。効果的だからこそプロが使っているわけだ。

しかし、やはりそういった機材を揃えてまで……というのが実際のところではないだろうか。
本格的に揃えるとなると数万円も必要となってしまうし、なによりも敷居が高い。

そこで今回はそういった機材はゼロ!
使用したデジタルカメラもプロ用のデジタル一眼レフなどではなく、コンパクトスタイルのデジタルカメラのみでチャレンジしてみた。

今回はEX-S600のみで撮影にチャレンジしてみた。

いわば『お気楽ポートレート入門編』といったところだ。
しゃちほこばることなく、気軽に撮影してみてもらいたい。

ポーズをつけるのは撮影者の仕事

まずは以下の2枚の写真を見比べていただきたい。

写真1

写真2

撮影時に正面を向いているのと、やや斜に構えたものの比較だ。
写真1のように正面にでんっと構えてしまうと、どうしても重く見えてしまう。まるで証明写真のようだ(笑)。
一方、写真2のように、身体を軽く斜めにしてもらえればいい。
いわゆる「コンパニオン立ち」まで行かなくてもいいが、こちらのほうが全体的に動きがあるので軽やかに見えるのである。

これでは撮影側のテクニックではなく被写体の注意点と思われるかもしれないが、こういったポーズなどを撮影側が注意することもテクニックのひとつであるし、そもそもポートレートはコミュニケーションによって為していくものなのだ。
また、被写体としても旅行などでの記念写真でも通用するテクニックなので、覚えておいてもらって損はないだろう。

次にフラッシュを使ったときの注意点を見ていただきたい。
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