デジタルカメラ/デジタルカメラの基礎知識

マニュアルホワイトバランスとは(2ページ目)

マニュアルホワイトバランスとは、デジタルカメラに白いものを白と強制的に認識させる機能のことです。ガイドがわかりやすく解説します。

清水 博之

清水 博之

デジタルカメラ ガイド

カメラとの付き合いは20年以上。銀塩カメラから始まり、デジタルカメラまで、幅広い知識を持つ。ライターとしても10年以上の経歴を持ち、本や雑誌、Webサイトなどで、デジタルカメラのレビューや選び方などの解説記事を執筆。フィルムカメラの良さもまだまだ捨てがたく、両方の動向をウォッチし続けている。

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白いものを撮れ!

マニュアルホワイトバランスの使い方は簡単だ。マニュアルホワイトバランスの設定画面を出し、デジタルカメラの前に白いものを広げてシャッター(あるいはセット用のボタン)を押せばいい。

広げるものは白いものであればなんでもいい。ノートや、コンビニ袋が携行できるものとしてよく使われる。また、レストランなどではおしぼりやナプキンでホワイトバランスを設定することもある。 この作業によって、デジタルカメラに「これが白だ」というように強制的に認識させることができる。

つまり、光源がどのような状態であろうとも、白を白として描写させることができるのだ。

オートホワイトバランスにセットして白熱灯下で撮影。
プリセットホワイトバランスを白熱灯にして撮影。
マニュアルホワイトバランスにセットして白熱灯下で撮影。やや青みがかっているが、陶器の色味にもっとも近いのはこれ。

マニュアルホワイトバランスは設定がメニューの奥にあることも多く、けっして多くのユーザーに使われている機能ではない。しかし、撮影する場所が前述のミックス光下にある場合など、色がうまく出ないことがあるはずだ。そんなときに絶大な力を発揮する機能である。一度使ってみてもらいたい。

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