デジタルカメラ/デジタルカメラの基礎知識

ホワイトバランスとは

ホワイトバランスとは、デジタルカメラにおける色調の調整方法のことです。いくつかの設定方法があります。ガイドがわかりやすく解説します。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

ホワイトバランスとは?

ホワイトバランスとはデジタルカメラにおける色調の調整方法で、適切な色、もしくは撮影者によって意図された色味を出すために使用される。

ホワイトバランスと一口に言うが、ざっと3種類の調整方法が存在している。

・オートホワイトバランス
・プリセットホワイトバランス
・マニュアルホワイトバランス

オートホワイトバランスとは、さまざまな光源が持つ色温度の違いをデジタルカメラが自動で補正して、できるかぎり同じ色調で撮影しようとする機能のこと。昼白色などの蛍光灯下では基本的に緑がかり、白熱灯下では赤みがかって撮影される。

オートホワイトバランスにセットして白熱灯下で撮影。

これらの異なる光源をオートホワイトバランスでは、できるだけ自然な色味で撮影しようとする。機種によっても異なるが、オートホワイトバランスではその光源の持つ色味を残しつつ、補正するという方向性がある。


プリセットホワイトバランスとは

オートホワイトバランス以外にプリセットされたホワイトバランスが存在し、『太陽光』『曇天』『日陰』『白熱灯(電球)』『蛍光灯』などが用意されていることが多い。
基本的に、これらのプリセットホワイトバランスにセットすると、それぞれの光源下でも白を白として撮影することができるようになる。

プリセットホワイトバランスを白熱灯にして撮影。


機種によっては……

ただし、機種によってはオートホワイトバランスで白く、プリセットされたホワイトバランスでそれぞれの色味を活かしたものになることもある。 また、複数の光源が混在しているミックス光下ではプリセットがうまく働かないことが多い。その場合はマニュアルで設定するホワイトバランスを利用したほうがいい。

マニュアルホワイトバランスを使うと、どのような効果があるのだろうか?

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